lessコマンドを"tail -f"として使う方法
小粋空間 » Linux » lessコマンドを"tail -f"として使う方法
lessコマンドを"tail -f"として使う方法を紹介します。
1.はじめに
tailは名前のとおり、ファイルの最後の10行を表示するコマンドです。
このコマンドに"-f"オプションをつけることで、表示したファイルが更新されて末尾行が追加されると、追加された行も表示されます。
% tail -f ファイル名
このためtailコマンドはログの監視によく使われます。
ただこのtailコマンドでファイルの前方に戻る場合、tailをCtrl-cで一旦終了させ、TeraTermなどのターミナルをスクロールし、ログ監視を再開する場合はtailコマンドを入力し直すという、ちょっと操作が面倒です。
ということで、lessコマンドを"tail -f"として使う方法を紹介します。
2.lessコマンドを"tail -f"として使う方法
lessコマンドを"tail -f"として使うには、"+F"オプションを利用します。
% less +F ファイル名
"+F"は、前方にスクロールし、ファイルの終端に達しても読み続けるオプションです。
つまりこのオプションで"tail -f"と同じように動作します。
この状態でCtrl+Cを入力すると、通常のless状態に戻ります。
通常のless状態からShift+fを入力すれば、再び監視状態になってくれ、コマンドを終了させる手間がなくなります。