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Linuxコマンドラインの省略記法

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Linuxコマンドラインでの省略記法を紹介します。

1.直前に実行したコマンドを再実行

直前に実行したコマンドを再実行するには、"!!"を入力します。

例:

% vim foo.txt
% !!

で"vim foo.txt"を実行します。

2.n個前に実行したコマンドを再実行

n個前に実行したコマンドを再実行するには、"!-n"を入力します。

例:

% ls -l
% vim foo.txt
% !-2

で2つ前の"ls -l"を実行します。

3.historyコマンドで表示されたn番目のコマンドを再実行

historyコマンドで表示されたn番目のコマンドを再実行するには、"!n"を入力します。

例:

% history
 :
   98  pwd
   99  ls -l
  100  cd ..
  101  ls
  102  pwd
 :
% !100

で100番目の"cd ../"を実行します。

4.直前に実行したコマンドの最後の引数を利用

直前に実行したコマンドの最後の引数を利用するには、"!$"を入力します。

例:

% vim foo.txt
% rm $!

で"rm foo.txt"を実行します。

5.入力した文字列に合致する、最後に実行したコマンド

入力した文字列に合致する、最後に実行したコマンドを実行するには、"!文字列"を入力します。

例:

% vim foo.txt
% pwd
% ls -l
% !v

で、"v"に合致する"vim foo.txt"を実行します。

6.直前に実行したコマンドのAをBに置き換えて実行

直前に実行したコマンドのAをBに置き換えて実行するには"^A^B"を入力します。

例:

% vim foo.txt
% ^foo^bar

でfooをvarに置き換えて、"vim bar.txt"を実行します。

7.実行コマンドを確認

実行コマンドを確認するには":p"を入力します。

例:

% vim foo.txt
% rm $!:p
rm foo.txt
%!!

8.入力履歴を検索

入力履歴を検索するには、"Ctrl+r"を入力します。

例:

Ctrl+rを入力
(reverse-i-search)`':

Ctrl+rを入力したあとに任意の文字(先頭文字でなくてもよい)を入力すると、直近のコマンドから候補を表示するので、リターンすればそのまま実行、左右矢印キーで移動すれば検索モードを抜け、コマンドを表示してくれます。

さらにCtrl+rを入力すれば次の候補を表示します。

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