iPhone4Sで「使用時間」と「起動時間」が同じ時間になる問題の対処方法
ソフトバンクのiPhone4Sで「使用時間」と「起動時間」が同じ時間になる問題の対処方法を紹介します。
この問題がはWiFi専用でiPhoneを利用している場合、言いかえると「設定」→「一般」→「ネットワーク」→「モバイルデータ通信」をオフにしている場合(下)に発生するようです。
また、問題に遭遇したのはiOS5.0.1のときです。iOS5.1以降では解消しているかもしれませんのであしからず(上の画面はiOS5.0.1のものです)。
1.問題点
「設定」→「一般」→「使用状況」の「最後のフル充電後の経過時間」を確認してください。そして次のように「使用時間」と「起動時間」がいつまで経っても同じ時間になっている場合は問題が発生しています。
この状態のとき、バッテリーの消耗がかなり激しかった記憶があります。
2.原因
ネットで色々調べたところ、「ネットワークのリセットを行う」とか「復元を実施する」といった情報もありましたが、根本的な原因は「設定」→「一般」→「ネットワーク」→「モバイルデータ通信」をオフにしていることらしいです。
具体的には、次の2つの条件が重なると使用時間と起動時間が同じ時間になるという事象が発生するようです。
- 「モバイルデータ通信」をオフ
- 上記の状態でMMSメールを受信
使用時間と起動時間が同じ時間になる症状のことを「バッテリードレイン」と言うそうです。
3Gデータ通信をオフにしてるとMMSって受信できないのね。その状態の時にボク宛てにMMSが発信されると、サーバーはボクのiPhoneにメールをpushして送ろうとするわけさ。
それをボクのiPhoneも察知するらしくて、なんとか受け取ろうとするんだけども、3Gデータ通信がオフになってるから受信はできない。そのジレンマ?なのかWi-Fiで受信しようとしてんのか、スリープしても裏で何か動いてんのか、結局理由はよくわからんのだけれども、使用時間=起動時間の状態に陥るらしい。
3.対処方法
「設定」→「一般」→「ネットワーク」→「モバイルデータ通信」を一度オンにして、たまっているMMS経由のデータをすべて受信すれば解消します。
注:画像はiOS5.1にアップデートした後のものです。
MMS受信後、次のように「使用時間」が適正な表示になり、バッテリーの減り具合が改善されました。
WiFi専用で使っている方は、「モバイルデータ通信」をオンにしているとパケット代がかかるので、受信後速やかにオフにしましょう。
ちなみに、パケットし放題 for スマートフォンに契約している場合、1ヶ月のパケット使用量が12250パケット(=1568000バイト≒1.5MB)以内であれば、最低料金の1029円ですむと思います。←間違ってたらすいません
パケット使用量は、「一般」→「使用状況」→「モバイルデータ通信の使用状況」で確認できます。
4.問題が発生した根本的な原因
私の場合、購入時にお店に人に、
「WiFiだけで使います」
と伝えたため、お店の人が「モバイルデータ通信」を気を利かしてオフに切り替えてくれました。そしてその状態で使い続けてました。
モバイルデータ通信は一切使わないので、「xxxx@softbank.ne.jp」というメールアドレスの設定も全く行ってなかったのですが、ソフトバンクからのお知らせがそのメールアドレスに到着するようになっているようで、この事象が発生したようです。
ソフトバンクからのお知らせメールは数KBだったと思います。
5.MMSでメールを受信しないようにする
同じ問題を発生させないためには、MMSでメールを受信しない設定を行っておきます。
今のところこの設定を行って同じ事象は発生していませんが、受信しない設定を行うことで不都合がある場合はこの手順はスキップしてください。そもそもこの設定を行わなくても問題が発生しないかもしれません。
以下、設定方法です。
My SoftBankのページから「メール設定」→「迷惑メール対策の設定」をクリック。
「迷惑メールブロックの設定」→「変更する」をクリック。
「個別設定はこちら」をクリック。
「受信拒否リスト設定」をクリック。
「利用設定」を「設定する」にして、「Eメールを全て拒否する」をチェック。
ページ下の「設定する」をクリック。
以上です。
6.参考
なぜWiFi専用で利用する場合に「モバイルデータ通信」をオフにする必要があるかは、下記の提供条件書を読めばなんとなく分かるんじゃないかと思います。
iPhone4SのiOS5.1の新機能について
先月購入したiPhone4SをiOS5.0.1からiOS5.1にアップデートしました。
すでにiOS5.1にされている方も多いので説明する必要もないかもしれませんが、記録としてアップデート手順を残しておきます。また、いまさらな感じですが本題のiOS5.1の新機能についても紹介します。
なお、iPhone4SでiOS5.1へアップデートしたあと絵文字が使えなくなるというバグがあるようなので、絵文字を使いたい人は気をつけましょう。
1.アップデート
iOS5.0.1など旧バージョンで動作している場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」の「ダウンロードしてインストール」をタップ。
とてつもなく長い利用条件が表示されるので、確認できたら「同意する」をタップ。
アップデートの準備が開始します。
「詳しい情報」をタップするとiOS5.1のアップデート内容が表示されます。
アップデートが開始します。
緊張の一瞬です。このあとアップデートが実行され、無事に終わりました。
バージョンは、「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。
2.iOS5.1の主な新機能
ロック画面の右下にカメラのショートカットが追加されました。
ショートカットのあたりを上にフリックすれば、すぐに撮影できます。シャッターチャンスを逃がさない非常に便利な機能です。撮影したあと上の方から下にフリックすればロック画面に戻ります。
「設定」→「一般」→「ネットワーク」の画面に3Gのオンオフが追加されました。WiFiのみで使っている場合にオフにしておけばバッテリーの消費を抑えることができます。ただしオフにするとSMSによるメール通知がこなくなると思われるので注意しましょう。
iOS5.1のメインであるSiriが日本語で使えるようになりました。日本語を設定するには「設定」→「一般」→「Siri」でSiriがオンになっている状態で「言語」を選択。
日本語を選択します。
Siriの起動は、ロック画面や他のどの画面でも、ホームボタン(□)を長押しするだけです。これで「ポポン」という音と同時に起動します。日本語を選択していれば「ご用件は何でしょう?」と表示されます。あとはマイクに向かって話しかけましょう。
意外にも、ネットワークにつながっていないと起動しません。
その他、iCloudに自動アップロードされた画像が削除できるようになったようです。バッテリー問題も解消されているようです。
iPhone4Sでバッテリーを節約・長持ちさせる方法のまとめ
いまさらな感じですが、iPhone4S(iOS5.0.1~5.1.1)でバッテリーを節約・長持ちさせる方法をまとめました。
かなり後発な記事なので既出の多くの記事を参考にさせていただきました。他の記事で紹介されている方法はこの記事にほぼまとめられていると思います。最近iPhone4Sを購入した方、これからiPhone4Sを購入する方の参考になれば幸いです。また、iPhone5でも効果はあると思います。
なお、2~13項で説明する操作は、下のホーム画面の赤枠で示した「設定」をタップした状態で開始してください。
また、私はWiFiのみで利用しているのですが、ここに掲載した方法で改善しなかった「使用時間」と「起動時間」が同じになり、バッテリーが異様に消費されるという件があり、これについては別エントリーします。
1.起動中のアプリを終了させる
iPhone4/4Sはマルチタスクなので、一度起動したアプリは、他のアプリ画面などに移動しても実行可能な状態になっています。この起動中のアプリを終了させると僅かかもしれませんがバッテリーが長持ちするという記事がありました。
起動中のアプリを表示させるには、ホームボタン(□)を2回押します。これでディスプレイ下部に起動中のアプリが表示されます。
これをタップすればそのアプリの画面に移動します。が、長押しすればすべてのアイコン左上に小さい停止アイコンが表示され、揺れた状態になります。
この左上の停止アイコンをタップすればアイコンが消え、アプリが終了します。
元の画面に戻すには、ホームボタンを押すか、上部のグレーになった画面をタップします。
2.バックライトを暗くする&自動調節をオフにする
バックライトを暗くするのはバッテリーの消耗を抑える基本です。ただしあまり暗くすると見辛くなるので、適度な明るさは保ちましょう。
バックライトの明るさを調節は、「設定」→「明るさ」をタップして表示されたスライダーバーを移動します。その下にある「明るさの自動調節」もオフにしておくとよいでしょう。
3.通知センターからの通知を減らす
通知センターからの通知が発生することでバッテリーが消耗します。必要ないものはオフにした方がいいでしょう。
例えば、デフォルトで入っている「株価ウィジェット」をオフにするには、「設定」→「通知」で「通知センターで表示するApp」に表示されている「株価ウィジェット」をタップ。
オフにします。
ひとつ前の画面に戻ると、「株価ウィジェット」が「通知センターで表示しないApp」に移動したことが分かります。
他の不要な通知も適宜オフにするといいでしょう。
4.位置情報サービスをオフにする
位置情報サービスはGPSを利用して現在地情報を検出するためのものですが、現在地情報を検出するためにバッテリーを消耗します。
位置情報サービスがまったく必要ないのであれば、「設定」→「位置情報サービス」をオフにします。
が、「まったく使わない」という人は少ないと思うので、上記をオンにして個別にオフにすることもできます。
個別にオフにする場合、さらに画面一番下にある「システムサービス」をタップ。
不要と思われるシステムサービスの設定項目をオフにします。
システムサービス各項目の意味は概ね次のようなものと思われます(すべてネット調べたものですが確証がもてないので推測としてください。すいません)。
- コンパスの調整:現在位置に基づいてコンパスを調整
- 位置情報に基づくiAd:アプリの広告表示で、場所に適した広告を表示(東京なら東京エリアの広告が表示される)
- 携帯電話通信網検索:国際ローミングで利用
- 時間帯の設定:海外旅行などで時間帯を跨る場合に利用
- 渋滞状況:マップの渋滞状況の精度向上のために利用。この設定をオンにしているユーザーからの情報を渋滞状況に反映
- 診断/使用状況:AppleがiPhoneの診断/使用状況を取得する際に位置情報を送信
バッテリー長持ち関連の記事を複数確認したところ、「コンパスの調整」のみオンにするという記事が多かったのと、コンパスの調整のみ24時間以内に位置情報を使用した形跡があるので、上のスクリーンショットのような設定にしておくとよいでしょう(個人的にはオフでいいかと思ってますが)。
5.メールの取得方法をプッシュにしない
メールの取得方法を「(サーバからの)プッシュ」にしていると、当たり前ですがメールが届くたびに受信動作を行います。リアルタイムに受信する必要がないのであれば、この取得方法を使わないようにします。
オフにするには、「メール」→「連絡先/カレンダー」→「データ取得方法」の「プッシュ」をオフにします。
さらに同じ画面下にある「データの取得方法」から「手動」を選択します。
6.WiFiをオフにする
WiFiをオンにしているとネットワークの検査を行うようです(下)。WiFiを使わないのであればオフにしておいた方がいいでしょう。WiFiを使う方も就寝時など、利用しないときはオフにしましょう。
WiFiをオフにするには、「一般」→「WiFi」をタップし、「オフ」にします。
7.Bluetoothをオフにする
Bluetoothをオンにしているとデバイスの検索を行うようです(下)。Bluetooth機器を使わないのであればオフにしておいた方がいいでしょう。
Bluetoothをオフにするには、「一般」→「Bluetooth」をタップし、「オフ」にします。
8.Pingをオフにする
PingはiTunesと連動したいわゆる「音楽版SNS」ですが、Pingユーザー間の情報を常時バックグラウンドでやり取りしているようなので、不要であればオフにします。
Pingをオフにするには、「一般」→「機能制限」をタップ。
パスワードを入力。初回であればパスワードの再設定もあわせて行います。
Pingを「オフ」にします。
9.Spotlight検索の対象を削る
「Spotlight」はホーム画面を右にスワイプするか、ホームボタンを押すと出てくる検索画面です。この画面上部に検索文字列を入力すると、関連するアプリやメールが表示されるというものです。
この機能を利用する際、検索用のインデックスが作成され、このためにバッテリーを消費するようです。インデックスが不要な項目は個別に対象外にできます。
対象外にするには、「一般」→「Spotlight検索」でチェックをはずします。Spotlight検索を利用しないのであればすべてはずしてもいいでしょう。
10.自動ロックを1分にする
自動ロックを短くすればバックライトによる消耗を抑えられます。自動ロックの変更は「一般」→「自動ロック」で行います。デフォルトでは1分になっているようです。
11.iCloudの項目をオフにする
iCloudによる同期でバッテリーを消耗するので、必要な項目以外はオフにするとよいでしょう。
オフにするには「設定」→「iCloud」から行います(画像なくてすいません)。
12.緊急地震速報をオフにする
緊急地震速報受信方式が理解できていませんが、ソフトバンクのiPhoneではオンにしているとバッテリーの消耗がau版よりやや大きいという記事がありました(2012年4月現在。もしかしたら方式が変更になるかもしれません)。
緊急地震速報をオフにするには、「通知」にある「緊急地震速報」をオフにします。
ただし、安全のためにオンにしておくことをおすすめします。2台持ちで1台をオフにする場合などにご利用ください。
13.診断データの送信をオフにする
iPhoneからAppleに診断データを自動送信しているようです。オフにするには「一般」→「情報」→「診断/使用状況」で「送信しない」をチェックします。
14.電源を切る
外出先で充電できない場合など、使わないときに電源を切っておけば当然バッテリーは長持ちします。
電源を切るには、端末右上部にあるスリープボタンを長押しします。これで電源をオフにするスライドバーが表示されるので、スライドすれば電源が切れます。
15.参考サイト
参考サイトは以下です。ありがとうございました(他にも色々見た気がしますが忘れました。すいません)。
- iPhone 4Sはバッテリー節約テクで最大何時間戦えるか?
- iOS5にして「あれっ電池減るの早くね?」と思ったときは : iPhoneちゃんねる
- iPhoneの電池をとにかく長持ちさせる7つのコツ : iPhoneマイスター
- iPhone 4Sのバッテリーを長持ちさせるための設定・小技まとめ : iPhoneマイスター
- iOS5にしたiPhoneのバッテリーを長持ちさせる2160個の方法
- するぷ流iPhoneのバッテリー時間を長持ちさせるイレブンの方法。
- iPhone4Sのバッテリーを長持ちさせる10の作戦
- iPhone・iOS5の緊急地震速報をオンにすると、ソフトバンク版は電池の消耗が大きい。
- 【iOS 5】バッテリーを長持ちさせる方法まとめ
- マルチタスクで起動中のアプリを落とすと、iOSデバイスのバッテリーが長持ちする!?
2012.09.24
記事を一部修正しました。
iPhone4/iPhone4Sの純正バンパーは側面のメタル部分にキズをつけるので注意
先日購入したiPhone4Sのケースとして、とりあえず半透明のシリコンケースを購入しました。
が、いまひとつな感じなので別のものにしようか色々探していたところ、アップルオンラインストアでみつけた「Apple iPhone 4 Bumper(バンパー)」がなかなかいいように思えました。
バンパーなので保護されるのは側面だけですが、純正だけあってぴったりフィットするようで、見た目もなかなかいい感じです。
ほぼ購入しようと思いながら、「これすごくいいです」といったコメントがずらっと並んだカスタマーレビューと評価を「そうそう」って感じで眺めていると、その中に次のコメントを発見。
しかし、これを付けていると側面のメタル部分が擦れて傷だらけになります。 iPhoneを保護するために使おうと思っている方は、ご注意下さい。
40件ほどある他のコメントにはそのようなことは一言もありませんでしたが、この一言が気になり、「iPhone 純正バンパー 傷」で検索して、真偽を確かめることにしました。
調べた結果、傷がつくのは本当のようです。
- Apple サポートコミュニティ - 純正バンパー使用でメタル部分が傷だらけ
- ガジェットさん家 - BumperはiPhone4を守るどころか傷つけてしまうかもしれない
- にゃーくんのレビュー - iPhone4 純正バンパー使用後、側面に傷ができた
どの程度のキズがつくかは、上記のサイトに掲載されている画像をご覧ください。
純正バンパーはシリコンと硬質プラスチックが使われているいるようで、装着後に本体とバンパーの摩擦などが原因でキズがつくものと推測されます。
ということで、こういったキズが気にならない方はともかく、純正バンパーを使用するのは本体のキズ防止のためというよりも、落下時に本体に損傷を与えないものと思った方がよさそうです(落下で壊れている記事もありましたが…)。
どうしてもバンパーを使いたい&傷をつけたくないという場合は、メタル部分の保護テープ「iColor Wrap」を併用するといいかもしれません(実際に試した訳ではないのでご自身の責任で)。
怪しい感じのサイトですが、実際に購入されいてる方の記事がありました。
ということで、Apple純正バンパーに限った話ではないと思いますが、硬質な素材の保護ケースを利用する場合は気をつけた方がよさそうです。
他に気に入ったケースを見つけたら紹介したいと思います。