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Linuxでダミーファイルを作成する方法

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Linuxでダミーファイルを作成する方法を紹介します。

1.問題点

開発システムの試験のため、Linux上でサイズの大きな(数GB)ダミーファイルを作成する必要が生じました。

が、短時間でサイズの大きいファイルを作成する方法が分かりません。

ということで、Linuxでダミーファイルを作成する方法を紹介します。

2.ダミーファイルを作成する

ダミーファイルを作成するにはddコマンドを利用します。

ここでは1GBのダミーファイルを作成するサンプルを紹介します。

$ dd if=/dev/zero of=name bs=1M count=1000

ddは、ブロック単位でファイルを読み出し、オプション指定にしたがって変換し、ファイルに書き出すコマンドです。

以下、サンプルで指定したオプションの説明です。

"if"は、ファイル(またはデバイス)からデータを読み出すオプションです。"/dev/zero"はNULL文字(0x00)を出力し続けるという特殊なデバイスです。

"of"は標準出力の代わりにファイル(またはデバイス)へ書き込むオプションです。

"bs"は、1回に読み書きするブロックサイズ(バイト数)を指定するオプションです。ここでは"1M"を指定しているので、1回につき1MBを読み書きします。

"count"は、bsで指定したサイズのブロックを繰り返す回数を指定するオプションです。ここでは"1000"を指定しているので、1000回繰り返します。

これにより1MB×1000=1GBの、NULL文字だけのダミーファイルを作成することができます。

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