2005年08月22日
●MTLink によるページ作成
Movable Type の変数タグで MTLink というものがあります。Movable Typeユーザー・マニュアル:テンプレート・タグでは下記のような説明になっています。
Index Templateもしくは特定のエントリーへのURLを自動的に生成するためのタグ。
つまり、インデックス・テンプレートまたはある特定のエントリーに対するリンクを設定したい場合に使うためのタグです。
以下、インデックス・テンプレートおよびエントリーのリンク設定方法について説明します。
インデックス・テンプレートへのリンク
インデックス・テンプレートを新しく作成する時に「テンプレートの名前」欄を設定されると思いますが、その名前を MTLink の template 属性に指定することでリンクを生成します。
MTLink を使用しなければ、リンクのURLは
<a href="<$MTBlogURL$>profile.html">プロフィール</a>
と赤色部分のように書かれると思いますが、例えば「テンプレートの名前」を「Profile」と設定している場合、
<a href="<$MTLink template="Profile"$>">プロフィール</a>
と青色部分のように書くことで同様の効果を得ることができます。このタグを用いることによるメリットは、出力ファイル名に依存せずに記述できる、ということです。例えば途中でファイル名を変更するようなケースがあってもテンプレートに書かれたリンクを修正する必要はありません。
特定のエントリーへのリンク
エントリーに付与されるエントリーIDを MTLink の entry_id 属性に指定することで特定のエントリーに対するリンクを生成します。例えば書籍を紹介するエントリーを書き、このエントリーのリンクを作る場合(仮にエントリーIDは"562"とします)、下記の青色部分のように設定します。
<a href="<$MTLink entry_id="562"$>">書籍の紹介</a>
こちらはインデックス・テンプレートと異なり、個別エントリーアーカイブとしても生成されますが、あるエントリーに対して他のエントリーとは別に「おすすめコーナー」のようなリンクを作りたい場合等に役に立つと思います。
また template 属性と同様、個別エントリーアーカイブページのURLを直接記述しないので、URLやファイル名を変更しても、このリンクを修正する必要はありません。
エントリーIDの確認方法ですが、該当のエントリーを公開状態にした後、管理画面の該当のエントリー編集画面に遷移します。そこで表示される URL の query に
http://~/mt.cgi?__mode=view&_type=entry&blog_id=1&id=562&saved_changes=1
と表示されますので、赤色部分がエントリーIDになります。
2005年08月21日
●エントリーを XHTML 1.0 Transitional に修正
W3C:Markup Validation Service で XHTML 1.0 Transitional に従っていなかったエントリーのHTMLを修正しました。ブログを始めてから valid なエントリーを書き始めるまで、約1年分という膨大な量のエントリーを見直すという作業で、先月のリニューアルから Another HTML-lint gateway を使って少しずつ進めておりましたが、ようやく完了しました(多分)。
修正した主な内容は以下の通りです。
- & を & に修正
- 終了タグの追加(主に<li> に対する </li>)
- img 要素を "/" で閉じる
- img 要素の "/" の前に空白を挿入
- 属性の省略書式(readonly → readonly="readonly")
- 不明な実体参照の修正(テンプレートで使われている &id 等)
- img 要素に alt 属性を追加
- table 要素に summary 属性を追加
- ブロック要素の入れ子や重なりを修正
なお、nobr 要素、wbr 要素をサンプルとして用いているエントリーについては valid になっておりませんので、別途ページを分ける等の対策を行いたいと思います。
併せて、記述に不備があるエントリーについて一部修正しました。
HTMLの修正は、斜め読みながら過去の記事を読み返す行為でもあり、「そういえばこういうエントリーもあったな」と感慨に耽る場面も多々ありました。
2005年08月20日
●Movable Typeでつくるウェブログ(仮)
タイトルの通り、XOOPS本でお馴染みの南大沢BB研究所より、Movable Type の本「Movable Typeでつくるウェブログ(仮)」が出版される予定です。
実はその中で当サイトのカスタマイズ記事が紹介される予定です。こちらも3.2のリリースに併せて出版されるようですので、少し先になると思いますが出版されたらまた改めてご報告したいと思います。
ちなみにXOOPSはPHP言語を用いたコミュニティサイト構築用ソフトです。
本屋でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、下記が南大沢ブロードバンド研究会共著の書籍です。
XOOPSでつくる!最強のコミュニティサイト posted with amazlet at 05.08.21 小川 晃夫 南大沢ブロードバンド研究会 ソーテック社 (2005/01) 売り上げランキング: 6,971 |