cpコマンドで不要なディレクトリを再帰的に除外しながらコピーする方法
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cpコマンドで不要なディレクトリを再帰的に除外しながらコピーする方法を紹介します。
1.問題点
次のディレクトリ構成をcpコマンドで他のディレクトリにコピーする必要が生じました。
dir1/
├ CVS/
└ dir2/
├ CVS/
└ dir3/
├ CVS/
└ dir4/
:
(以下同様)
:
お分かりのとおり、このディレクトリはCVSで管理されています。
で、このディレクトリにある「CVS」というディレクトリ(およびその配下のファイル)をすべて除外し、次のようなディレクトリ構成だけを別のディレクトリにコピーしたいのですが、方法が分かりません。
dir1/
└ dir2/
└ dir3/
└ dir4/
:
(以下同様)
:
コピー前にCVSディレクトリをすべて削除する手もあるのですが、できれば元のディレクトリはこのままCVS管理ができるようにしたいところです。
2.不要なディレクトリを再帰的に除外しながらコピーする
不要なディレクトリを再帰的に除外しながらコピーするには、cpコマンドではなくtarコマンドを利用します。
% tar -cf --exclude CVS - dir1 | (cd /hoge; tar -xvf -)
まず、--excludeオプションで除外するディレクトリやファイルを指定します。
上記の設定では「CVS」を--excludeオプションに設定することで再帰的にCVSディレクトリを除外してくれます。
また、tarコマンドの「-」は標準入出力を意味します。
つまり、パイプの前のコマンドでtarの結果を標準出力します。
tar -cf --exclude CVS - dir1
そしてパイプを通して、指定のディレクトリに移動したあと、標準入力でアーカイブを展開します。
cd /hoge; tar -xvf -
3.参考サイト
参考サイトは下記です。ありがとうございました。