Highslide JSの動作やスタイルを簡単に設定できる「Highslide Editor」の徹底解説

Highslide JSの動作やスタイルを簡単に設定できる「Highslide Editor」の徹底解説

Posted at October 31,2011 1:55 AM
Tag:[HighSlide]

ウェブサイトに掲載するサムネイル画像の拡大には「Highslide JS」が非常に便利ですが、多機能なせいか、動作やスタイルの指定が結構面倒です。

それらを解消するための「Highslide Editor」がいつの間にかリリースされていたので、利用方法を本エントリーでがっつり紹介します。

Highslide Editor
Highslide Editor

1.概要

ここでは「Highslide Editor」の使い方に関するおおざっぱな流れを説明します。詳細な機能については2項で説明します。

「Highslide JS」の左メニューにある「Editor」をクリック。

Highslide JS

「Welcome to the Highslide Editor」の画面が開くので、下にある「Get started!」か右上の×印をクリック。

Welcome to the Highslide Editor

左ペインで各種設定を行います。左ペイン上部のタブで設定項目を切り替えます。左ペイン上部の「Get link」は現在の設定状態をURLで取得できます。また必要に応じて左ペイン下にヘルプが表示されます。右ペインで設定項目のプレビューを行えます。詳細は2項以降で解説します。

設定画面

設定が完了したら、右ペイン上部にある「Publish」で一式をダウンロードできます。「Publish」右にある「View ~」でHTML/CSS/JavaScriptの設定内容を確認できます。

Publish
Highslide Editorのサイトにアクセス。
http://highslide.com/editor/

ダイアログが表示されるのでライセンスを確認して、商用の場合は「Buy Now」で購入してください。ライセンスを確認したら、下の「Yes」をクリック。

ライセンス確認

Step1の「Upload your files via FTP」または「Download a zip archive」をクリックすれば、ファイルを取得できます。「Upload your files via FTP」をクリックするとさらに画面が開き、FTPの情報を設定します。あとはStep2の内容を利用するページのhead要素に設定します。Step3はプレビュー時のHTMLなので、そのままペーストする必要はないでしょう。

ファイル取得

2.各種設定(Generalタブ)

「Generalタブ」では、使用言語と、ロードするサンプルを選択します。なお、各種設定は右ペインの画像をポップアップした状態で行えば、即座に変更を確認することができます。3項以降のタブでも同様です。

Generalタブ
Generalタブ

選択したサンプルによってプレビューの表示が切り替わります。下は「Gallery: Basic dark」を選択した例です。右ペインがギャラリーに切り替わります。

Gallery: Basic dark

画像をクリックすると元画像を黒背景でポップアップします。

Gallery: Basic dark

3.各種設定(Galleryタブ)

「Galleryタブ」では、ギャラリーに関する設定を行います。

Galleryタブ
Galleryタブ

各項目の意味は次のとおりです。

General
Enable gallery:ギャラリー設定を有効にする
Controls
Preset style:コントロール(ギャラリーの戻る・進む・閉じるボタンなどをまとめたもの)のスタイルを指定
Numbers
Position:ギャラリーの画像番号の表示・非表示あるいは表示位置を指定
Thumbstrip
Thumbstrip:ギャラリーのサムネイル表示を有効にする
Mode:サムネイルの表示方法を指定
Position:サムネイルの表示位置を指定
Thumb size:サムネイルの表示サイズを指定
Behaviour
Image position:チェックすれば、ギャラリーの画像を切り替えたときに(画像サイズが変わっても)コントロールの位置を固定
Repeat slideshow:ギャラリーの最初と最後の画像のコントロールに、循環できる矢印キーを表示

4.各種設定(HTMLタブ)

「HTMLタブ」では、Highslide JSでHTMLを表示する動作に関する設定を行います。

HTMLタブ
HTMLタブ

各項目の意味は次のとおりです。

Enable
Inline HTML:HTMLの表示を許容(プレビューにリンクを追加)
Ajax:AjaxによるHTMLの表示を許容(〃)
Iframe:iframeによるHTMLの表示を許容(〃)
Flash:Flashの表示を許容(〃)
Size
Width:幅を指定
Controls
Previous:コントロールに「戻る」アイコンを追加
Next:コントロールに「進む」アイコンを追加
Move:コントロールに「移動」アイコンを追加
Close:コントロールに「閉じる」アイコンを追加
Resize:コントロールに「リサイズ」アイコンを追加
Title bar
Title Source:チェックすればタイトルバーを表示。プルダウンで表示タイトルにする元データを設定

5.各種設定(Styleタブ)

「Styleタブ」では、Highslide JSでHTMLを表示する動作に関する設定を行います。

Styleタブ
Styleタブ

各項目の意味は次のとおりです。

Thumbnail
Explanation label:サムネイルの下に説明の表示・非表示、あるいは表示方法を指定
Loading style
Label style:画像ロード中のラベル表示方法を指定(Previewをチェックして表示を確認可能)
Popup styles
Background:ポップアップ時の背景を指定
Dimming
Apply page dimming mask:ポップアップ時に(Lightboxのように)サイト全体を暗くする

6.各種設定(Behaviourタブ)

「Behaviourタブ」では、ポップアップ画像の振舞いに関する設定を行います。

Behaviourタブ
Behaviourタブ

各項目の意味は次のとおりです。

Animation
Easing:ポップアップの方法
Hide thumbnail on expand (not gallery):ポップアップ時に元のサムネイルを隠す
Popup size and alignment
Alignment:ポップアップする位置
Fit viewport:ブラウザの幅に合わせてポップアップ
Small images:最小幅に詰める
Advanced behaviour
Allow multiple popups at the same time:複数画像のポップアップを許容
Block right clicks on the popup image:ポップアップ画像の右クリックをブロック
Enable shortcut keys:ショートカットキーを許容
Number of images to preload:プリロードする画像の数

7.各種設定(Overlaysタブ)

「Overlaysタブ」では、ポップアップ画像の表示に関する設定を行います。

Overlaysタブ
Overlaysタブ

各項目の意味は次のとおりです。

Caption
Source:チェックすればポップアップ画像にキャプションを表示。Sourceでキャプションの表示データを指定
Position:キャプションの表示位置を指定
Heading
Source:チェックすればポップアップ画像にヘッダを表示。Sourceでキャプションの表示データを指定
Position:ヘッダの表示位置を指定
Drag by heading:ヘッダ部分でのドラッグを許容
Close button
Style:チェックすれば「閉じる」ボタンを表示。Styleで表示スタイルを指定
Show credits
Position:チェックすれば「Highslide JS」のクレジットを表示。Positionで表示位置を指定

8.その他

設定項目にはさらに詳細設定できるものもありますが、前述までの説明で、どの項目がどの部分に対応するかが理解できたと思いますので、後はきめこまかく設定を行うだけです。

ということで是非「Highslide Editor」を使ってみてください。

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