Movable Type(MT)のインストール
Movable Type(MT)を初めて利用されるビギナーの方向けに、Movable Type 4 のインストール方法を紹介します。ここではさくらインターネットにインストールする例で説明しますが、ロリポップや XREA などの他レンタルサーバでも大体同じです。ローカルPC の Windows マシンや Linux マシンであれば、ウィザードの手順が参考になると思います。
なお、事前に Movable Type のプログラムアーカイブはダウンロードしてください。ダウンロードが分からない方は、以下のディレクトリから個人ライセンス(無償)またはオープンソース版をダウンロードできます。
また、このエントリーで解説する前提として、サーバの Perl(または ActivePerl)実行環境が /usr/bin/perl となっている必要があります。レンタルサーバでは大抵この設定になっていると思いますが、XAMPP でローカル環境を構築する場合は同梱されている CGI ファイルの shebang 行を書き換えるなどの変更が必要です。
1.Movalbe Type のディレクトリについて
Movable Type では次の4つのディレクトリがあります。
- アプリケーションディレクトリ
- スタティックディレクトリ
- ブログディレクトリ
- データベースディレクトリ
特に前の3つのディレクトリは、インストール前の予備知識として知っておけば後で役にたつでしょう。
なお、cgi-bin などのような、CGI 専用のディレクトリに Movable Type をインストールしないのであれば、1項を読み飛ばし、2項のアップロードに進んでも大丈夫です。ただし、後述の説明で「××ディレクトリ」という用語が出現するので、意味が分からなくなったら、本項の説明を読み返してください。
- アプリケーションディレクトリ
- メインとなる CGI ファイル(mt.cgi)があるディレクトリです。Movable Type 管理画面へのログインやブログからのコメント投稿などは、このディレクトリ直下にある CGI ファイルのURLを指定して実行します。
FFFTP などのFTP ツールで Movable Type をアップロードしたディレクトリがアプリケーションディレクトリとなります。例えば、/home/user/www/mt というディレクトリに Movable Type をアップロードすれば、アプリケーションディレクトリは /home/user/www/mt になります。アプリケーションディレクトリは、Movable Type のアップロード前にFTPツールで事前に作成してください。 - スタティックディレクトリ(mt-static)
- ブログ管理画面で使用する画像ファイルや CSS、JavaScript などのファイルを格納しているディレクトリです。cgi-bin という CGI 専用のディレクトリに CGI ファイル以外のファイルを配置すると、正常にアクセスできない場合があります。このようなケースを想定して Movable Type では mt-static という画像やCSS、JavaScript 専用のディレクトリを作っています。
アーカイブを展開した時点では、アプリケーションディレクトリ配下にスタティックディレクトリ(mt-static)が格納されています。cgi-bin のように特定のファイルしかアクセスできないディレクトリにアップロードする場合はスタティックディレクトリを cg-bin 以外の、ブラウザからアクセス可能なディレクトリにアップロードします。そうでなければ、アップロードしたままの構成で問題ありません。
スタティックディレクトリのデフォルトの名称は mt-static ですが、他の異なる名称に変更することもできます。 - ブログディレクトリ
- 閲覧者が実際にブログにアクセスするディレクトリです。このディレクトリはインストール時に決定します。
- データベースディレクトリ
- データベースを格納するディレクトリです。データベースに SQLite を使用する場合に関連します。レンタルサーバのデータベース(MySQL)を利用する場合はデータベースディレクトリを意識する必要はありません。
2.Movable Type のアップロード
それでは、インストール作業に入ります。
まず、Movable Type のプログラムアーカイブを展開し、中にある全てのファイルとフォルダを FFFTP などのツールでアップロードします。
FFFTPの画面は、左側がローカルPCで、パッケージを解凍した最上位フォルダの中、右側がレンタルサーバで、これからアップロードするディレクトリにすでに移動している状態です。
FFFTP をご利用の場合、転送モードは「バイナリ転送モード」または「ファイル名で転送モード切替」を選択してください(「バイナリ転送モード」を推奨 *1)。「アスキー転送モード」では絶対に転送しないでください。
ここではさくらインターネットを想定し、全て同じディレクトリにアップロードしますが、レンタルサーバによっては CGI を実行するディレクトリとブログの HTMLファイルを配置するディレクトリが異なる場合があります。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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左側に表示されたファイルまたはフォルダをクリックして、メニューバーの[表示]-[全選択]を選択するとすべてのファイル・フォルダが選択された状態になります。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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この状態でメニューバーの[コマンド]-[アップロード]を選択するとサーバ側へファイルの転送が開始します。転送中はスクリーンショットのような転送状態が表示されます。かなりのファイル数があり、数分かかりますのでゆっくり待ちましょう。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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転送が完了するとウィンドウの右側にファイルやフォルダがずらずらと表示された状態になります。転送作業はこれで完了です。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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続いて、実行ファイルのパーミッションを変更します。*2
転送したファイル(画面に見えている部分のみ)に、拡張子が「.cgi」となっているファイルがあります。これがいわゆる「CGI ファイル」です。この CGI ファイルに対し、プログラムとして実行できるよう、パーミッション(権限)を与える必要があります。
パーミッションを変更するファイルは14ファイルで、まずこれらのファイルを ctl キーを押しながらクリックして複数選択します。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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この状態でメニューバーの[コマンド]-[属性変更]を選択します。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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表示されたダイアログ(左)の右下にある「現在の属性」に「705」や「755」あるいは「700」を設定して「OK」をクリックしてください。さくらインターネットの場合は「705」または「755」です。ここでは「705」に設定します。
設定値はレンタルサーバによって異なりますので、レンタルサーバのマニュアル等でご確認ください。

これで CGI ファイルのパーミッションが変更されました。変更したファイルの属性欄がそれぞれ「rwx---r-x」となっていればOKです。
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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3.ウィザードによるインストール
プログラムのアップロードが完了したら、いよいよ Movable Type のインストールを行います。なお、サーバのアプリケーションディレクトリと、それに対応する URL は以下を想定して説明します。
- アプリケーションディレクトリ
- /home/hogehoge/www/mt
- アクセスするURL
- http://hogehoge.sakura.ne.jp/mt/
3.1 アプリケーションディレクトリにアクセス
ブラウザを起動し、アプリケーションディレクトリのURL(ここでは http://hogehoge.sakura.ne.jp/mt/)にアクセスします。正常にアクセスできれば次の画面が表示されるので「ログイン」をクリックします。この URL はインストール後の管理画面へのログインに利用しますが、URL の末尾に mt.cgi を付与してアクセスしてもかまいません。*3
ログイン画面

3.2 インストールウィザード開始
インストールウィザードが開始します。右下の「開始」をクリックしてください。この画面が表示されたら、3.3項のシステムチェックに進んでください。
ウィザード開始

もし、スタティックディレクトリがアプリケーションディレクトリにない場合(またはスタティックディレクトリ名を別の名前に書き換えた場合)、上の画面が表示される前に、次のスタティックディレクトリを設定する画面に遷移します。これはスタティックディレクトリがウィザードの実行で必須なためです。
この画面が表示されたら、スタティックディレクトリの URL とパスをそれぞれ設定して「開始」をクリックしてください。設定が適切であれば次の画面に遷移します。
スタティックディレクトリ設定

3.3 システムチェック
システムチェック(Movable Type は Perl で書かれており、Perl プログラムとして動作する環境が揃っているかのチェック)を実施します。「必要なPerlモジュールは揃っています」というメッセージが表示されればシステムチェックはOKなので、右下の「次へ」をクリックしてください。
システムチェック

動作環境が分からない場合は、公式サイトの次のページを参考にしてください。
3.4 データベース設定
使用するデータベースを選択します。選択可能なデータベースはサーバの環境によって異なります。データベースの設定がインストールで一番の肝となります。
以降に「MySQL」および「SQLite」の場合の設定内容を示します。サーバ環境によっては PostgreSQL や SQLite2 を選択することができますが、ここでは割愛しています。
データベース設定

「MySQL」を選択した場合、「データベースサーバ」「データベース名」「ユーザー名」「パスワード」を設定します。それぞれレンタルサーバの契約で設定されていると思いますので、その内容をそのままここに反映させてください。設定完了後、「接続テスト」をクリックして、「データベース接続完了」に進んでください。
データベース設定(MySQLを選択した場合)

さくらインターネットの場合は、サーバコントロールパネルの「データベースの設定」画面に設定情報があります。

「SQLite」を選択した場合、「データベースへのパス」を設定します。デフォルトで「./db/mt.db」が設定されているので、この設定をこのまま利用する場合、アプリケーションディレクトリに db というディレクトリを予め作成しておく必要があります(作成しておかないとエラーになります)が、「データベースへのパス」を「./mt.db」に変更して「接続テスト」をクリックすればそのまま次へ進めます。mt.db は、SQLite 用のデータベースファイルです。
データベース設定(SQLiteを選択した場合)

選択したデータベースへの接続が成功すると次の画面に遷移します。ここでは設定する項目はありませんので「次へ」をクリックして、3.5項に進んでください。
データベース接続完了

接続に失敗した場合、次のようにエラーとなるので、設定項目に誤りがないか確認してください。
データベース接続失敗

3.5 メールサーバ設定
次に送信用メールサーバの設定を行います。メールサーバの設定は、コメント/トラックバックの受信通知、エントリー投稿後の通知、パスワードの再設定等で使われますが、この設定を行わなくても Movable Type は正常に動作しますので、よく分からない場合は設定せずに「次へ」をスキップしてください(mt-config.cgi を直接編集すればインストール後でも設定できます)。
メールサーバ設定

「Sendmail」を選択した場合は「sendmailのパス」を入力します。さくらインターネットの場合「Sendmail」を選択し、「sendmailのパス」はそのままでOKです。テストメールを送信したい場合は、「テスト送信するメールアドレス」を設定して「テストメールを送信」をクリックして「テストメールの送信完了」に進んでください。送信しない場合は「次へ」をクリックして、3.6項へ進んでください。
メールサーバ設定(Sendmailを選択した場合)

「SMTPサーバー」を選択した場合は「送信メールサーバー(SMTP)」を入力します。テストメールを送信したい場合は、「テスト送信するメールアドレス」を設定して「テストメールを送信」をクリックして「テストメールの送信完了」に進んでください。送信しない場合は「次へ」をクリックして、3.6項へ進んでください。
メールサーバ設定(SMTPサーバーを選択した場合)

「テストメールを送信」をクリックして、メールが正常に送信された場合、ご利用のメーラーに次のようなメールが届きます。
テストメール

「テストメールを送信」をクリックした場合、次の画面に遷移するので、「次へ」をクリックし、3.6項に進んでください。
テストメールの送信完了

3.6 設定ファイル生成
「Movable Type Proの設定を完了しました。」と表示されれば、アプリケーションディレクトリに mt-config.cgi という設定ファイルが生成されます。この設定ファイルの拡張子は .cgi ですが、CGI としての実行ファイルではありません。
これまで設定した内容を変更せず、先へ進む場合は「次へ」をクリックして、3.7項に進んでください。
設定ファイル生成

なお、設定ファイル mt-config.cgi を生成したあと、インストールウィザードの手順を戻して、再びこの画面まで作業を進めると、mt-config.cgi が正常に生成できないメッセージが表示されます。これはmt-config.cgi を自動で上書きしないための措置です。
設定ファイル生成(NGの場合1)

ウィザードの画面を戻して、データベースやメールサーバの設定を変更した場合、このメッセージ画面を表示する前に、FTPツールで mt-config.cgi を削除してください。削除しないと変更した設定が mt-config.cgi に反映されません。
設定を変更していない場合(試しに戻ってみただけなど)は、「mt-config.cgiを手動で作成しました。」をチェックして「次へ」をクリックすればOKです。
設定ファイル生成(NGの場合2)

3.7 アカウント情報設定
Movable Type の管理画面にログインするアカウント情報を設定します。必要な項目を設定して「次へ」をクリックしてください。
アカウント情報設定

3.8 ブログ情報設定
ブログ名と、ブログURL、そしてブログのURLに対応する「公開パス(ブログディレクトリ)」を設定します。また、ブログのデザインとなるテンプレートセットを選択します。
ブログ情報設定

Movable Type 4.2 では、「ブログURL」と「公開パス」のそれぞれの入力フィールドの末尾に「my_first_blog」が表示されています。これはブログ名「My First Blog」を反映させたもので、ブログ名に半角英数を設定すると、「ブログURL」と「公開パス」の「my_first_blog」の部分も自動的に書き換わりますが、URLやパスを強制するものではありません。したがって、先にブログ名を決めて、その後「ブログURL」と「公開パス」を希望の内容に書き換えると良いでしょう。
ブログのURLを http://hogehoge.sakura.ne.jp/ にしたい場合は、次のように、「ブログURL」から「my_first_blog/」という文字列を削除し、「公開パス」から「/my_first_blog」を削除すると良いでしょう。「ブログURL」の末尾にはスラッシュをつけ、「公開パス」の末尾にはスラッシュをつけないでください。
ブログ情報設定(ブログURL・公開パスの変更)

また、テンプレートセットの選択は、シンプルなブログを運営したいのであれば「既定のブログ」を選択すると良いでしょう。Movable Type Pro のインストール時にデフォルトで表示される「コミュニティブログ」は、文字通りコミュニティ機能を有しており、ブログに対し外部ユーザーの投稿を許可したりするものです。「コミュニティ掲示板」はフォーラムやトピックを作成・運営するためのものです。「プロフェッショナルウェブサイト」はブログを全面に出すのではなく、ウェブサイトの中にブログを組み込むような表示形式になっています。
ブログ情報設定(テンプレートセット選択)

3.8 インストール開始
「インストール」をクリックすると、インストールが開始します。
インストール開始

「インストールを完了しました!」が表示されればインストール完了です。「Movable Type にサインイン」をクリックしてください。
インストール完了

3.9 ブログ管理画面にログイン
ブログ管理画面が表示されればインストール成功です。
ブログ管理画面
(画像をクリックすると拡大します。もう一度クリックすると元の大きさに戻ります)
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場合によっては上の画面の前に、次のサインイン画面が表示されますので、3.7項で設定したアカウントでログインしてください。
サインイン画面

4.おわりに
これでインストール作業はすべて完了です。おつかれさまでした。Movable Type を使いこなして楽しいブログライフを送ってください!
*1:「ファイル名で転送モード切り替え」は該当する拡張子のファイルの改行コードの変換(CR/LF→LF)が目的ですが、Movable Type のプログラムファイルの改行コードはすべて LF (Linux に対応)になっているので、ローカルPC上でMovable Type のプログラムファイルを編集したりしなければ、改行コードを変換する必要はありません。つまり「バイナリ転送モード」でアップロードしても問題ありません。
*2:サーバによってはパーミッションの変更が不要な場合もあります。
*3:過去のバージョンではこのようなログインページがなかったため、直接 mt.cgi にアクセスしていました。
Movable Type 個人ライセンス(無償)のダウンロード方法が変更
数日前から、Movable Type 個人ライセンス(無償)のダウンロード方法が、大幅に簡単になりました。
1.新しいダウンロード方法
ECバイヤーズのページに進み、利用許諾に同意すれば、いきなりダウンロード画面が表示され、MT4.1-ja または MT3.36-ja がダウンロードできます。

以前の、「メールアドレス登録→ライセンスキー取得」という作業やダウンロード回数の制限がなくなったので、かなりダウンロードしやすくなっています。ちょっと使ってみたいという方から、バージョンアップで新たにダウンロードされる方まで、朗報といえるでしょう。
参考までに、過去のダウンロード方法も次に掲載しておきます。
2.過去のダウンロード方法
利用許諾に同意したあと、さらにメールアドレスを登録します。

メールアドレスを確認して、「申込」をクリック。

申し込み完了で、登録したメールアドレスにメールが送信。

送信されたメールに記載されたダウンロード認証画面にアクセス。

メールに記載された「ダウンロード認証キー」を入力して、「次へ」をクリック。

これでようやくダウンロードできます。ダウンロード回数は3回で、新たにダウンロードする必要がある場合は、メールアドレスを再登録します。

3.その他
この変更によって、メールアドレスをお持ちでない方(という人はいないと思いますが)も、個人ライセンス版のダウンロードが可能になります。
オープン化などに伴って、個人ライセンスのダウンロードに対する規制も緩和されたのでしょうか。
Movable Type のデモ環境を簡単に構築する InstaMT
MovableType.jp で InstaMT というのが公開されていたので、早速試してみました。「InstaMT」は instant をもじったものです(と勝手に解釈しています)。
InstaMT は、Movable Type が動作するのに必要な環境である Apache, MySQL, ActivePerl, そして MTOS 4.1 が各々ひとつのディレクトリにプリインストールされているかんたんデモ環境構築パックです。InstaMT.exe を実行すれば、Apache や MySQL のステータスを表示するウインドウが立ち上がり、ローカルホスト (http://127.0.0.1/) へアクセスするだけで Movable Type のダッシュボードに移動します。
以下、USB メモリからの起動方法を紹介します。
1.デモ環境構築パックのダウンロード
InstaMT でかんたんデモ環境構築のサイトから InstaMT-USB.zip をダウンロードします。
2.インストール
ダウンロードしたアーカイブを解凍します。
ファイルサイズがかなり大きいので、150MB くらいの空きがあるといいでしょう。また、USBメモリのトップディレクトリに次のファイルおよびフォルダが展開されていないと、次の起動が説明の通りに行えません。
- autorun.inf
- InstaMT
3.起動
USB メモリを PC に挿入すると、「Run InstaMT デバイスで提供されたプログラムを使用」が表示されるので、それを選択します。
autorun.inf が別のフォルダ配下にある場合は、このように起動できないので、InstaMT フォルダの中にある InstaMT.exe を起動してください。

InstanMT のウィンドウが開きます。

同時にブラウザが起動し、次のようなメッセージが表示されますので、しばらく待ちましょう。

Apache や MySQL が正常に起動できれば、Movable Type の管理画面が起動し、次のような画面に遷移します。

USB メモリを挿入した PC で、他の Apache や MySQL が起動していると(厳密にはポートが使用されていると)正常に起動できないので気をつけましょう。
Movable Type 3.3 インストール方法
2008.11.01 Movable Type 4 向けのインストール手順「Movable Type(MT)のインストール」を公開しました。
Movable Type を始めるにあたっての最初の関門はインストール作業ですが、3.3 から簡単にインストールできる仕組みが導入されました。
これまでは、インストール前に mt-config.cgi-original を mt-config.cgi にリネームし、mt-config.cgi をご自身の環境に合わせて任意のエディタで編集し、アップロード。そしてブラウザから mt.cgi にアクセスという手順を踏んでいましたが、3.3 では公式サイトのマニュアルに記載されていない、対話式のウィザード機能(mt-wizard.cgi)が提供されており、これを用いれば前述の手順が不要になります。
ということで、このエントリーでは対話式ウィザードを用いた Movable Type の新規インストール手順をご紹介します。初心者の方でもトライできるよう、多少詳しく解説してみました。
注:アップグレードの場合、mt-wizard.cgi は利用できません。
記事中のスクリーンショットをクリックすると、画面内に実物大のスクリーンショットが表示されます。やや大きいサイズもあるのでブラウザをひろげてご覧ください。元の画面に戻るには、表示された画像右下にある「Close」をクリックします。
なおパッケージのダウンロードおよびについては省略しています。ダウンロードしたパッケージアーカイブを任意のフォルダで解凍した状態から説明を開始します。レンタルサーバへのファイル転送についてはFFFTPを用いて解説していますが、作業的にはどのファイル転送ツールでもたいして変わりはないと思います。
1.ファイルのアップロード
Movable Type のパッケージアーカイブを解凍した中にある、全てのファイル・フォルダをアップロードします。左のFFFTPの画面は、左側がローカルPCで、パッケージを解凍した最上位フォルダの中、右側がレンタルサーバで、これからアップロードするディレクトリにすでに移動している状態です。
ここではさくらインターネットを想定し、全て同じディレクトリにアップロードしますが、レンタルサーバによってはCGIを実行するディレクトリとブログのHTMLファイルを配置するディレクトリが異なる場合があります。
この状態でメニューバーの[コマンド]-[アップロード]を選択するとサーバ側へファイルの転送が開始します。転送中はスクリーンショットのような転送状態が表示されます。かなりのファイル数があり、数分かかりますのでゆっくり待ちましょう。
2.実行ファイルのパーミッション変更
転送したファイルの中で、拡張子が「.cgi」となっているファイルについて、プログラムとして動かすための「実行権」を与える必要があります(これを「パーミッションの変更」と言います)。パーミッションを変更する必要があるファイルは、転送先ディレクトリの最上位、つまり先の転送完了後の状態で表示されているディレクトリにある15ファイルほどで、これらのファイルを選択状態にします。「.cgi」という拡張子のファイルを ctl キーを押しながらクリックすると複数選択できます。
注:スクリーンショットでは「mt-config.cgi-oroginal」を選択状態にしていますが、私のキャプチャ誤りですので、選択する必要はありません。
表示されたダイアログ(左)の右下にある「現在の属性」に「755」を設定して「OK」をクリックしてください。レンタルサーバによっては「705」等の場合もありますので、レンタルサーバのマニュアル等でご確認ください。
3.データベース用フォルダの作成(SQLite/BerkeleyDB の場合のみ)
表示されたダイアログに「db」を入力して「OK」をクリックします。ここで設定する名前は何でも構いません(といっても半角英字がいいでしょう)が、後の作業で必要になりますので覚えておきましょう。これで「db」というディレクトリが作成されました。
4.ウィザードによるインストールの前準備
ここではインストールを実施するために必要な構成ファイル(mt-config.cgi)の作成に入ります。バージョン3.2まではインストールのためのいわゆる「設定ファイル(mt-config.cgi)」を手作業で編集していましたが、3.3 より以降の手順で自動的にファイルを作成してくれます。
ブラウザから、先程アップロードした「mt-wizard.cgi」にアクセスします。正常にアクセスできれば左の画面が表示されます。レンタルサーバのドメインと別に独自ドメインを新たに取得している場合は、独自ドメインをアドレスとして設定しましょう。
表示されたら左下の「開始」をクリックしてください。
4.1 インストール条件の確認
インストールに必要な条件について表示されます。スクリーンショットでは「以下のPerlモジュールがみつかりませんでした」というメッセージが表示されてドキッとしますが、この配色のメッセージは問題ありません(問題がある場合はおそらくピンク色のメッセージが表示されます)。ただし「見つからないパッケージ」の内容によっては選択できるデータベースが制限されます(サンプルでは PostgreSQL/SQLite2 が使えません)。
ということで、内容を確認して「次へ」をクリックします。
4.2 データベースの選択と設定
使用するデータベースを選択します。ここが一番の肝ですので、セレクトボックスに表示されている「BerkeleyDB」「MySQL」「SQLite」の画面を以下に示します(環境によってはここで PostgreSQL/SQLite2 を選択することができます)。
「BerkeleyDB」の場合は「データベースへのパス」のみを設定します。デフォルトで「./db」が設定されていますのでそのまま「接続のテスト」をクリックしてください。さくらインターネットでは問題ありませんでした。
なお BerkeleyDB の選択はブログの記事増加とともにパフォーマンスの問題が顕在化するため、お勧めできません。
「MySQL」の場合は「データベース名」「ログイン名」「パスワード」を設定します。それぞれレンタルサーバの契約で設定されていると思いますので、その内容をそのままここに反映させてください。「データベースサーバー(localhost)」はレンタルサーバの環境にあわせてください。「データベースのポート」「データベースのソケット」は空白で問題ないと思います。
「SQLite」の場合は「データベースへのパス」のみを設定します。デフォルトで「./db」が設定されていますので、その後方に「mt.db」を追加して「./db/mt.db」として「接続のテスト」をクリックしてください(次の説明も一応読んでください)。
なお、SQLite の設定については、さくらインターネットではこの設定では正常に接続できなかったため、ルートからのパス(例:/home/hogehoge/www/hogehoge/db/mt.db)を記述しました。
4.3 メールサーバの選択と設定
次に送信用メールサーバの設定を行います。メールサーバの設定は、コメント/トラックバックの受信通知、エントリー投稿後の通知、パスワードの再設定等で使われますが、この設定を行わなくても Movable Type は正常に動作しますので、よく分からない場合はスキップしてください(ちなみに私は設定していません)。なお、設定したメールサーバと連携したメールアドレスはインストール後に適宜設定します。
参考までに、セレクトボックスから選択した画面を次に示しておきます。設定したら「次へ」をクリックしてください。
4.4 構成ファイルの修正(必要があれば)
遷移したページで構成ファイルの内容が表示されます。ここで構成ファイルを編集することができますが、特に必要がない場合はそのまま右下の「インストール」をクリックしてください。
ちなみに CGIPath は mt.cgi 等のファイルが置かれているパス。StaticWebPath はブログのHTMLファイルが置かれるパスです。CGI が異なるディレクトリに置く場合はこれらのパスが異なります。また、前述した通り、レンタルサーバのドメインと別に独自ドメインを新たに取得している場合は、独自ドメインを設定しましょう(ここで設定するドメインは色々と使いまわされ、異なるドメインが設定されていることで過去に問題が発生しています)。
5.インストール実施
6.管理画面へのログイン
mt-wizard.cgiを用いたインストールについては公式サイトでも公開されています。
Six Apart - 技術情報提供ブログ:mt-wizard.cgiでMovable Typeを簡単にインストール
ウィザードの改善要望等は随時受け付けられているようですので、Movable Type フィードバックフォームに送信されると良いでしょう。
Movable Type 3.2/3.3 新規インストール方法
Tag:[3.2, CGIPath, DataSource, Download, Install, MovableType, mt-config.cgi]
Permalink
Movable Type の新規インストール方法です。現在は 3.2 および 3.3 に対応した内容になっています。
2006.10.17 Movable Type 3.3 を簡単にインストールする手順を公開しましたので、併せてご覧ください。
1.Movable Type のダウンロード
以下は古い内容のため、Six Apart:Movable Type のページからダウンロードしてください。
英語版を公式サイトよりダウンロードします。限定個人ライセンス(無償)は「Get It Now」をクリックして、次のページの「MOVABLE TYPE PERSONAL FREE EDITION」の右のGET IT NOWをクリックします。あとは画面に従って進めていけば大丈夫ですが、TypeKeyの登録が求められますので、未登録の方は登録しましょう。
2.mt-config.cgi-original のりネーム
アーカイブを解凍した中にある mt-config.cgi-original を mt-config.cgi に変更します。あるいは mt-config.cgi-original をコピーして mt-config.cgi を作成します(mt-config.cgi-original はバックアップ)。
3.mt-config.cgi の編集
下記の部分をそれぞれ修正します。
CGIPath
Movable Type の管理画面を実行するURLを CGIPath に設定します。赤色部分をCGIを実行するURLに適宜変更してください。
CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/
DataSource
データベースに Berkeley DB を使用する場合、データベースファイルを配置するパスを指定します。注:BerkeleyDB は再構築のパフォーマンスに問題があるため推奨しません。可能であれば SQLite・MySQL・PostgreSQL のいずれかをご利用ください。
# DataSource /path/to/database/directory
例えば mt というディレクトリに mt.cgi 等を配置し、その配下に db というディレクトリを作り、そこにデータベースを保存する場合は、
DataSource /path/to/cgi-bin/mt/db
とします。先頭の「#」と空白は削除してください。
StaticWebPath
管理画面用のCSSや画像等はアーカイブで解凍した mt-static というディレクトリに保存されています。これらのファイルはサーバの環境設定の関係で cgi-bin 配下に配置しても正常に表示・動作しないケースがほとんどですので、mt-static ディレクトリごと移動して(ブログを公開するURLが良いでしょう)、このパスを指定します。
# StaticWebPath http://www.example.com/mt-static
www.hogehoge.com の mt-static 配下であれば
StaticWebPath http://www.hogehoge.com/mt-static
とします。先頭の「#」と空白は削除してください。
4.アップロード
修正したファイルを含め、cgi が実行可能なディレクトリにそれぞれアップロードします。レンタルサーバの場合は指定されたディレクトリがあると思いますので(cgi-bin 等)それに従ってください。
5.パーミッションの変更
拡張子が .cgi のファイルのパーミッションを変更します(755等)。
6.db ディレクトリの作成
データベースに Berkeley DB を使用する場合、mt.cgi があるディレクトリに db ディレクトリを作成します(3項の DataSource と設定が一致していること)。
7.システムチェック実行(mt-check.cgi)
この項目は古いバージョンで必要な手順のため、スキップしてください。
8.ログイン実行(mt.cgi)
9.その他
2006.07.11 追記
3.3 の内容を追加しました。
