CSVDataImExporterプラグイン(アセットアップロード・ダウンロード対応版)
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CSVDataImExporterプラグイン(アセットアップロード・ダウンロード対応版)をリリースしました。
1.概要
コンテンツデータのアセットフィールドに紐づいているアセット(画像・オーディオ・ビデオ・ファイル)をCSVファイルとペアでダウンロードすることが可能です。
また、CSVのインポート時にアセットをあわせてアップロード(ZIP形式)することで、アセットの登録と、CSVのコンテンツデータのアセットフィールドとの関連づけが同時に行えます。
注:2025年9月現在、記事アセットおよびカスタムフィールドに対しての機能追加はありません。
2-1.エクスポート機能(コンテンツデータ一覧画面)
コンテンツデータ一覧画面の「アクション」に「 コンテンツデータのエクスポート・アセットダウンロードつき(ZIP) 」というメニューを追加しました。
この項目を選択してCSVをエクスポートすると、ZIP形式でのダウンロードとなり、ZIPファイルの内容は次のようになります。
export-001-002-20250816152706.zip
├─ export-001-002-20250816152706.csv ← CSVファイル
└─ ASSET_DIR/ ← アセット格納用フォルダ
├─ assets/
│ └─ 2025/
│ └─ 09/
│ ├─ file1.jpg
│ └─ file2.jpg
├─ images/
│ └─ file2.webp
└─ s-l960.pdf
また、CSVのアセットフィールドには、下記のように「パス+ファイル名」で設定されます(赤字部分)。
content_type,id,label,author_id,identifier,authored_on,modified_on,unpublished_on,status,名前,画像1,画像2
商品,1,テスト1,1,2b909dd37403b295ff80f6f46d23fd72cebf41d5,2025/8/6 0:58,2025/8/22 23:06,,2,テスト1,assets/2025/09/file1.jpg,s-l960.pdf
商品,2,テスト2,1,f46d23fd72cebf41d5295ff80f6f4609dd37403b,2025/8/6 0:58,2025/8/22 23:06,,2,テスト2,assets/2025/09/file2.jpg,images/file2.webp
2-2.エクスポート機能(エクスポート画面)
エクスポート画面にも「アセットダウンロードつき(ZIP) 」というメニューを追加しました。
チェックすればすべてのコンテンツデータにひもづくアセットをダウンロードします。
注:サーバ環境やアセット数・合計サイズによって正常にエクスポートできない可能性があります。
3.インポート機能
インポート画面に「ZIPファイルのアセット 」というメニューを追加しました。
基本動作は、ZIPファイルを指定してインポートすれば、CSVのアセットフィールドに記載されたパス・ファイル内を使って、ZIPのASSET_DIR配下に存在するアセットをアップロードしながら、コンテンツデータのアセットフィールドとひもづけていきます。
そのため、すでに同一パス・ファイルのアセットがサイトに存在する場合の挙動を追加したメニューで指定します。
- アップロードをスキップして既存アセットにひもづけ:アップロードをスキップして、既存のアセットにひもづけます
- 既存アセットを上書きアップロード:アップロードして、既存アセットを上書きします
- アセットをリネームしてアップロード:リネームして既存アセットとは異なるアセットとしてアップロードし。コンテンツデータとひもづけます
このオプションはアセット単位に適用されるので、たとえば、
aaa.jpg
bbb.jpg
ccc.jpg
の3つの画像をZIPでインポートする場合、bbb.jpgという画像がすでに存在すれば、bbb.jpgにのみオプションが適用され、aaa.jpgとccc.jpgは自然体でアップロードとアセット登録およびアセットフィールドとのひもづけが行われます。
注:サーバ環境やアセット数・合計サイズによって正常にインポートできない可能性があります。
4.オプション
サイト別プラグイン設定画面に「ZIP形式でアセットをインポートする場合のルートパス」を追加しました。
サイトパス直下にアップロードするようにしますが、assetsやimagesなど共通のパスが存在する場合、必要に応じて本項目を設定してください(デフォルト:設定なし)。
また、アップロードしたZIPファイル(/tmp上の一時ファイル)はインポート終了辞に削除する処理を追加しましたが、デバグ用として、一時ファイルを残すオプションをシステム管理画面に追加しました。
5-1.ユースケース1:CSVによる運用
これまでのコンテンツデータのアセットフィールドと、アセットファイルのひもづけは、
①サーバに画像をアップロード(MT機能や他のプラグイン利用)
②CSVファイルにファイルのフルパスを記入
③CSVファイルをインポート
という手順で実施が必要でしたが、
①ユーザーがローカルPCに画像を配置
②CSVファイルにファイルのパスを記入
③ZIPファイルをインポート
という手順で作業を行えるため、サーバーのアップロード作業を個別に行う手間がなくなります。
5-2.ユースケース2:画像の差し替え
任意のコンテンツデータのアセットの差し替えは、該当のコンテンツデータをエクスポートして、ASSET_DIR内の画像を置き替えてZIPを再作成し、インポートのオプションで「既存アセットを上書きアップロード」を選択・実行すれば差し替えが可能です。
5-3.ユースケース3:ホームページの引っ越し
通所のCSVエクスポート→インポートではアセットIDでひきつがれてしまうため、アセットの再ひもづけが大変ですが、アセット込みでエクスポート→インポートを実施すれば、アセットのひもづけを考える必要がなくなります。
6.プラグインについて
CSVDataImExporterプラグインの詳細は下記のページよりご覧いただけます。
確認用サイトもご用意しておりますので、試用をご希望される方はお問い合わせのページよりお申し込みください。
- CSVDataImExporterプラグイン(ブロックエディタ対応)
- Movable Typeでユーザー情報をCSVで管理できる「CSVAuthorDataImExporterプラグイン」
- CSVDataImExporterプラグイン・機能拡張版リリース
- MovableType 7のコンテンツタイプをCSVで管理する「CSVContentTypeImExporterプラグイン」
- CSVDataImExporterプラグイン(MovableType7・コンテンツデータ対応版)
- Movable Typeの記事をCSV形式で扱える「CSVDataImExporterプラグイン」バージョンアップ
- Movable Typeのカスタムフィールド定義をCSV形式でインポート・エクスポートできる「CFDefinitionDataImExporterプラグイン」
- CSVDataImExporterプラグイン(MT4対応版)