ウェブサイトで事前レンダリングする方法
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ウェブサイトで事前レンダリングする方法を紹介します。
1.はじめに
先日発表された、モバイルウェブ高速化を目的としたプロジェクト「AMP」の記事を読んでいたところ、事前レンダリングという手法が使われていることを知りました。
ということで、本エントリーで事前レンダリングについて紹介します。
2.事前レンダリングとは
事前レンダリング(Prerendering)とは単語が示すとおり、あるページを表示している間に別のページの読み込みとレンダリング実行するものです。
Google検索では、検索結果の1番目に表示されたサイトは、この仕組みを使って事前レンダリングされています。
3.ウェブサイトで事前レンダリングする
ウェブサイトで事前レンダリングするには、ページに下記のlink要素をページに埋め込みます。
<link rel="prerender" href="http://user-domain/foo.html" />
これでこのページを読み込んだときに、"http://user-domain/foo.html"のページのレンダリングもバックグラウンドで実施します。
このテクニックはページネーションなどで有効かもしれません。
4.対応ブラウザ
2015年10月現在で事前レンダリングに対応しているのは、Google ChromeとIE11のみです。
5.Chromeで事前レンダリングを確認する
Chromeのタスクマネージャを使って事前レンダリングを確認することができます。
「その他のツール」→「タスクマネージャ」、またはShift+ESCでタスクマネージャが起動します。
この状態でChromeでGoogle検索(ここでは「Yahoo」を検索)すると、タスクマネージャに「事前レンダリング:Yahoo!~」が表示されます。