環境変数EntriesPerRebuildでMovable Typeの再構築時間を短縮する

環境変数EntriesPerRebuildでMovable Typeの再構築時間を短縮する

Posted at August 31,2010 2:55 AM
Tag:[EntriesPerRebuild, MovableType, Rebuild]

Movable Typeのスタティックパブリッシング(静的生成)の再構築時間は、環境変数EntriesPerRebuildを設定することで短縮できる場合があります。

移転先のサーバで実験してみましたので、報告します。ただし、共有型のレンタルサーバでは500エラーになる可能性もありますのでご注意ください。

1.EntriesPerRebuildについて

環境変数EntriesPerRebuildは、1回のプロセスでブログ記事アーカイブを再構築するブログ記事数を設定します。デフォルトは「40」です。

この値を変更するには、mt-config.cgiにEntriesPerRebuildを設定します。「100」にする場合は次のように記述します。

EntriesPerRebuild 100

2.EntriesPerRebuildと月別アーカイブの関係

環境変数EntriesPerRebuildは、ブログ記事アーカイブだけでなく、月別アーカイブ(月別ブログ記事リスト)にも関係します。具体的には、指定した値のブログ記事に対応する月別アーカイブページを生成します。

この件については、小川さんの以下のページが参考になるでしょう。

Ogawa::Buzz - 今さらですがMTOS 4.23に乗り換えました

3.再構築時間測定

EntriesPerRebuildの値を振って、ブログ記事アーカイブと月別アーカイブの再構築時間を測定しました。占有型のマネージドサーバなので、ブレのない値がとれていると思います。再構築対象データの条件は次の通りです。

  • ブログ記事数:約3000件
  • 月数:82ヶ月

ブログ記事アーカイブの再構築時間は次の通りです。100あたりで頭打ちになっています。

ブログ記事アーカイブ再構築時間

月別アーカイブの再構築時間は次の通りです。再構築時間の単位は秒です。

月別アーカイブ再構築時間

こちらは400~500あたりで頭打ちになっています。

ということで、月別アーカイブの再構築時間を考えると、EntriesPerRebuildには400~500を設定すると良いようです。

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