テーブルを直接編集できるjQuery.TableEditorプラグイン

テーブルを直接編集できるjQuery.TableEditorプラグイン

Posted at November 29,2011 12:55 AM
Tag:[jQuery, TableEditor]

テーブルを直接編集できるようにするjQuery.TableEditorプラグインを紹介します。

1.サンプル

以下のリンク先にサンプルを用意しました。jQuery.TableEditorプラグインの動作を確認できます。

サンプル
サンプル

「編集」をクリックすれば、テーブルのセルがテキストフィールドに切り替わります。

サンプル

「保存」をクリックすれば、テキストフィールドに入力した値がテーブルに表示されます。入力した値は保存時に起動する関数を利用してデータベースやファイルに保存できます。

2.プラグインのダウンロード

TableEditorのページから「tableEditor」と「tableSorter」をダウンロードします。

TableEditor
TableEditorのページ

3.jquery.tableEditor.jsの修正

ダウンロードしたjquery.tableEditor.jsはjQueryの最新バージョン(2011年11月現在では1.7.1)では正常に動作しないため、以下の2ヶ所を修正します。

変更前

…前略…
jQuery.editRow = function(link, tid) {
  …中略…
  var action = (jQuery(link).is('.tsToggleEdit')) ? 'save' : 'edit';
  var row = jQuery("../../td",link);
  var key = jQuery(o.ROW_KEY_SELECTOR,row).text();
  …中略…
  if (action == 'edit') {
    row.each(function(i) {
      if (fRow.index(this) < 0)
        …後略…

変更後

…前略…
jQuery.editRow = function(link, tid) {
  …中略…
  var action = (jQuery(link).is('.tsToggleEdit')) ? 'save' : 'edit';
  var row = jQuery("td",jQuery(link).parent().parent());
  var key = jQuery(o.ROW_KEY_SELECTOR,row).text();
  …中略…
  if (action == 'edit') {
    row.each(function(i) {
      if (fRow.index(this) < 1)
        …後略…

4.設定

テーブルを編集できるようにするには、JavaScriptを次のように設定します。

<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.7.1/jquery.min.js"></script>
<script type="text/javascript" src="jquery.tablesorter.js"></script>
<script type="text/javascript" src="jquery.tableEditor.js"></script>
<script type="text/javascript">
$(function() {
    $("#editableTable").tableEditor({
        EDIT_HTML: '(編集)',
        SAVE_HTML: '(保存)',
        FUNC_PRE_EDIT: 'preEdit',
        FUNC_POST_EDIT: 'postEdit',
        FUNC_PRE_SAVE: 'preSave',
        FUNC_UPDATE: 'updateTable'
    });
});
function preEdit(o) {
  // alert('FUNC_PRE_EDIT called');
}
function postEdit(o) {
  // alert('FUNC_POST_EDIT called');
}
function preSave(o) {
  // alert('FUNC_PRE_SAVE called');
}
function updateTable(o) {
  // alert('FUNC_UPDATE called');
}
</script>

指定したtable要素のエレメントに対してtableEditor()を実行します。

$("#editableTable").tableEditor({ ... });

tableEditor()の主なパラメータの意味は次の通りです。

  • EDIT_HTML:保存後の編集用のリンクテキスト
  • SAVE_HTML: 編集時の保存用のリンクテキスト
  • FUNC_PRE_EDIT:編集前に起動する関数名を指定
  • FUNC_POST_EDIT:編集開始後に起動する関数名を指定
  • FUNC_PRE_SAVE:保存前に起動する関数名を指定
  • FUNC_UPDATE:保存後に起動する関数名を指定

table要素は次のように設定します。

<table id="editableTable">
  <thead>
  <tr>
    <th name="ID" class="pvV pvNumber">ID</th>
    <th id="name" name="first" class="pvV pvEmpty" >商品名</th>
    <th id="price" name="last" class="pvV pvEmpty">価格</th>
  </tr>
  </thead>
  <tbody>
    <tr><td><key>1</key><a href="#" class="tsEditLink">(編集)</a></td><td>あああ</td><td>1000</td></tr>
    <tr><td><key>2</key><a href="#" class="tsEditLink">(編集)</a></td><td>いいい</td><td>3000</td></tr>
    <tr><td><key>3</key><a href="#" class="tsEditLink">(編集)</a></td><td>ううう</td><td>200</td></tr>
    <tr><td><key>4</key><a href="#" class="tsEditLink">(編集)</a></td><td>えええ</td><td>500</td></tr>
  </tbody>
</table>

tableのid属性にはtableEditor()を実行するエレメントを設定します。また、一番左側のtd要素に、次のリンクを設定します。

<tr><td><a href="#" class="tsEditLink">(編集)</a></td>~</tr>

class属性値に「tsEditLink」を設定します。この属性値はtableEditor()のオプションに「EVENT_LINK_SELECTOR」を設定することで変更できます。

また、サンプルのように編集リンク部分にkey要素を指定すれば、編集用リンクと併せて値を設定することができるようです。

<tr><td><key>1</key><a href="#" class="tsEditLink">(編集)</a></td>~</tr>

5.テーブルに入力した値の取得

テーブルに入力した値を取得には、保存時に起動する関数を使って次のように記述します。

function updateTable(o) {
    var data = o.row[1].innerHTML;
    // dataの値をデータベースやファイルに保存
}

配列o.rowのインデックスはテーブルの列を指定します。一番左の列(td要素)の内容がインデックス「0」に保存されています。保存時にデータベースやファイルにアクセスすれば、変更した値を保存させることができます。

以上です。他にもソートや行追加などの機能がありますが、これらについては別途エントリーします。

関連記事
トラックバックURL


コメントする
greeting

*必須

*必須(非表示)


ご質問のコメントの回答については、内容あるいは多忙の場合、1週間以上かかる場合があります。また、すべてのご質問にはお答えできない可能性があります。予めご了承ください。

太字イタリックアンダーラインハイパーリンク引用
[サインインしない場合はここにCAPTCHAを表示します]

コメント投稿後にScript Errorや500エラーが表示された場合は、すぐに再送信せず、ブラウザの「戻る」ボタンで一旦エントリーのページに戻り(プレビュー画面で投稿した場合は、投稿内容をマウスコピーしてからエントリーのページに戻り)、ブラウザをリロードして投稿コメントが反映されていることを確認してください。

コメント欄に(X)HTMLタグやMTタグを記述される場合、「<」は「&lt;」、「>」は「&gt;」と入力してください。例えば「<$MTBlogURL$>」は「&lt;$MTBlogURL$&gt;」となります(全て半角文字)