TopMovable Typeカスタマイズアーカイブ > 2007年12月
2007年12月 7日

アーカイブページのリストの表示内容が異なる理由

December 7,2007 2:22 AM
Tag:[, , ]
Permalink

サイドバーの表示をメインページと同じにする」の続きです。

前述のエントリーでは、サイドバーにある各メニューの MTIf タグを外す方法を記しましたが、これだけでは全てのページでサイドバーが同じ表示にはなりません。具体的には、「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」の3つのリストの表示が、アーカイブによって異なります。

理由は、リスト表示に使われるテンプレートタグ(MTEntries 等)がアーカイブの種類に依存した振る舞いをしているためです。全てが依存している訳ではありませんので、具体的な結果については後述します。

これは不具合ではなく、Movable Type の仕様と思われますが、見落としていなければMovable Type ドキュメントには明示的な記述はありません。したがってこれらのリスト類がどのように表示されるか、実際に設定してみないと分からない訳です。

ということで、このエントリーでは、メインページに設定しているリストを各アーカイブページに設定した場合の結果と、それらを回避する方法について記します。

1.「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」のアーカイブページの表示結果

公開テンプレートを例に、メインページに設定してある「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」と同じMTタグを各アーカイブページに設定した場合の表示がどのようになるかを、下記の一覧にまとめました。

最近の
エントリー
最近の
コメント
最近の
トラックバック
カテゴリー・アーカイブ該当カテゴリーのエントリー一覧[MTEntries recently_commented_on指定]
該当カテゴリーの全エントリーのコメントをMTCommentsのlastn分表示
[MTEntries lastn指定]
コメントのないエントリー含めlastn分表示
表示されない
月別アーカイブ該当月のエントリー一覧[MTEntries recently_commented_on指定]
該当月の全エントリー・コメントをMTCommentsのlastn分表示
[MTEntries lastn指定]
該当月のコメントのないエントリー含めlastn分表示
メインページと同様
ブログ記事アーカイブメインページと同様メインページと同様該当エントリーのトラックバック一覧

ちょっと分かりにくいですが、メインページと同じ表示になるのは、

月別アーカイブ:「最近のトラックバック」
ブログ記事アーカイブ:「最近のエントリー」「最近のコメント」

の3パターンのみです。

2.考察

それぞれのリストが、各アーカイブでどのように振舞っているかをまとめました。

最近のエントリー・最近のコメント

「ブログ記事リスト」として再構築される場合は、テンプレートの種別に依存した表示になります。ブログ記事やウェブページといった単一ページではテンプレート種別に依存しません。

最近のトラックバック

そもそも Movable Type におけるトラックバックは、「ブログ記事」あるいは「カテゴリー」に対応した情報です。したがって、ブログ記事リスト・カテゴリーアーカイブとして再構築される場合は、テンプレート種別に依存した表示が自然です。
月別アーカイブでメインページと同じ表示になるのは、トラックバックが「日付」というアーカイブ種別に依存しない性質の情報だからです。

なお、上記の表では、カテゴリーアーカイブでは「最近のトラックバックが表示されない」と記しましたが、実はカテゴリー単位にトラックバック設定があり、ブログ管理画面より「一覧」→「カテゴリ」→「任意のカテゴリ名」で、トラックバック受信許可の項目があります。

カテゴリ単位でのトラックバック受信

ここに表示されたトラックバックURLにトラックバックを送信すれば、カテゴリーアーカイブに紐づけられた「最近のトラックバック」が表示されます。ブログ管理画面の「トラックバック一覧」にも受信件数が表示されます(下)。

カテゴリ単位でのトラックバック受信

3.アーカイブページで正常に表示する方法

次にアーカイブページで「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」を表示する方法を記します。

3.1 プラグインを利用する

メインページと同じ情報をアーカイブページに表示するには、indexcontext プラグインがお勧めです。

関連記事:メインページと同じ情報をアーカイブページで表示する indexcontext プラグイン

また、MTCollate プラグインを利用すればカテゴリー・アーカイブ/月別アーカイブで正常にすることができます。

関連記事:MTCollate を使って「最近のコメント」を表示する

Recents プラグインを利用する方法もあります。このプラグインを利用する場合は、MTCommentsRecent タグに mode="force" を付与することを忘れないでください。

3.2 モジュール化する

リスト自体をモジュール化(部品化)します。具体的には、インデックステンプレートとしてリストを作成・再構築し、その情報をインクルードすれば、問題を解消することができます。
ここで述べる「モジュール化」は、ブログ管理画面の「デザイン」→「テンプレート」→「テンプレートモジュール」とは異なりますのでご注意ください。

モジュール化には、

がありますが、個人的には「Ajax モジュール化」をお勧めします。

4.まとめ

メインページと同じ表示を行う場合、個人的には3.2項のモジュール化による表示を推奨します。

理由は、ページ数が増大しても再構築のパフォーマンスがほとんど変わらないためです。モジュール化しない場合、「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」がアーカイブページ分再構築されますが、インデックステンプレートでモジュール化すれば、アーカイブページが増えても、常に3ファイルしか再構築されずにすみます。

「カテゴリーリスト」や「月別アーカイブリスト」、また再構築のパフォーマンスの問題上、メインページでしか表示が推奨されていない「タグクラウド」等、同様の手法でモジュール化するとさらに良いでしょう。


このエントリーは「アーカイブページに「最近のコメント」「最近のトラックバック」を表示する」をリファクタリングしたものです。

Comments [4] | Trackbacks [0]
2007年12月 6日

サイドバーの表示をメインページと同じにする

December 6,2007 1:11 AM
Tag:[, , , ]
Permalink

Movable Type 4 で、サイドバーの表示をメインページと同じにするカスタマイズです。
複数の方から「各ページのサイドバーの表示をメインページを同じしたいのですが」という質問を頂きましたので、このエントリーで紹介致します。

ここでは当ブログの配布テンプレート「Movable Type テンプレート」を例に説明しますが、デフォルトテンプレートでも同様のカスタマイズが可能です。

なお、このエントリーのカスタマイズを行うだけではメインページと全く同じ表示にならないのですが、そのことについては次回のエントリーで解説します。

1.ページによってサイドバーの表示内容が異なる仕組み

ページによってサイドバーの表示内容が異なるのは、サイドバーの各リストを MTIf タグで括り、表示するページを振り分けているためです。MTIf は Movable Type 4 で新たに追加されたテンプレートタグで、ある値を判定することで処理を振り分ける、という機能をもっています。

例えば、タグクラウドがメインページでしか表示されないのは、下のように MTIf タグで全体を括っています。

<MTIf name="main_index">
<dt class="sidetitle">
Tag Clouds
</dt>
 
<dd class="side">
<ul id="tags">
<MTTags>
<li class="module-list-item taglevel<$MTTagRank$>">
<a href="<$MTTagSearchLink$>"><$MTTagName$></a>
</li>
</MTTags>
</ul>
</dd>
</MTIf>

そして、MTIf タグの name 属性に記述された main_index という変数の値が "1" の場合にのみ、MTIf タグブロック内部が実行(=再構築対象)されます。
main_index という変数は、メインインデックスを再構築する時だけ "1" になる仕組みになっています。

また、月別アーカイブリストは、

<MTIf name="module_monthly_archives">
<MTIfArchiveTypeEnabled archive_type="Monthly">
<dt class="sidetitle">
Monthly Archives
</dt>
 
<dd class="side">
<ul>
<MTArchiveList archive_type="Monthly">
<li><a href="<$MTArchiveLink$>"><$MTArchiveTitle$></a> [<$MTArchiveCount$>]</li>
</MTArchiveList>
</ul>
</dd>
</MTIfArchiveTypeEnabled>
</MTIf>

と、MTIf タグの name 属性に module_monthly_archives という変数名を用いています。そして月別アーカイブの再構築時だけ module_monthly_archives の値が "1" になり、MTIf タグブロック内が再構築対象となります。

2.メインページと同じ表示にする方法

方法は、各リストを括っているMTIf タグを外すだけです。ただし、「最近のエントリー」については冒頭に記した通り、MTIf タグを外しただけではメインページと同じ表示にならないので、その点は予めご了承ください。

以下、リスト別に示します。赤色部分を削除してください。

最近のエントリー

<MTIf name="module_recent_entries">
<dt class="sidetitle">
Recent Entries
</dt>
 
<dd class="side">
<ul>
<MTEntries lastn="10">
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>" title="e<$MTEntryID$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTEntries>
</ul>
</dd>
</MTIf>

タグクラウド

<MTIf name="main_index">
<dt class="sidetitle">
Tag Clouds
</dt>
 
<dd class="side">
<ul id="tags">
<MTTags>
<li class="module-list-item taglevel<$MTTagRank$>">
<a href="<$MTTagSearchLink$>"><$MTTagName$></a>
</li>
</MTTags>
</ul>
</dd>
</MTIf>

カテゴリーリスト

<MTIf name="module_category_archives">
<MTIfArchiveTypeEnabled archive_type="Category">
<dt class="sidetitle">
Categories
</dt>
 
<dd class="side">
<div id="categories">
<MTTopLevelCategories>
<MTSubCatIsFirst><ul></MTSubCatIsFirst>
<MTIfNonZero tag="MTCategoryCount">
<li><a href="<$MTCategoryArchiveLink$>" title="<$MTCategoryDescription$>"><MTCategoryLabel></a> [<$MTCategoryCount$>]
<MTElse>
<li><MTCategoryLabel>
</MTElse>
</MTIfNonZero>
<MTSubCatsRecurse max_depth="3">
</li>
<MTSubCatIsLast></ul></MTSubCatIsLast>
</MTTopLevelCategories>
</div>
</dd>
</MTIfArchiveTypeEnabled>
</MTIf>

月別アーカイブリスト

<MTIf name="module_monthly_archives">
<MTIfArchiveTypeEnabled archive_type="Monthly">
<dt class="sidetitle">
Monthly Archives
</dt>
 
<dd class="side">
<ul>
<MTArchiveList archive_type="Monthly">
<li><a href="<$MTArchiveLink$>"><$MTArchiveTitle$></a> [<$MTArchiveCount$>]</li>
</MTArchiveList>
</ul>
</dd>
</MTIfArchiveTypeEnabled>
</MTIf>

3.注意事項

タグクラウドは再構築のパフォーマンスに影響があるため、他のアーカイブで表示させない(MTIf タグを外さない)ことをお勧めします。
表示させたい場合は Ajax モジュール化を行ないましょう。

4.サイドバーの MTIf タグに設定されている変数名

参考までに、デフォルトテンプレート(3 カラム)で、各リストの MTIf タグに設定されている変数名をまとめました(配布テンプレートも基本的にこの仕組みにしたがっています)。

リスト名変数名
タグクラウドmain_index
ユーザーアーカイブリストmodule_author_archives
月別アーカイブリストmodule_monthly_archives
月別カテゴリーアーカイブリストmodule_category-monthly_archives
月別ユーザアーカイブリストmodule_author-monthly_archives
最近のエントリーmodule_recent_entries
アイテムリストmain_index
サブカテゴリーリストmodule_category_archives

上記の各変数名がどのページで "1" になるかについては「予約変数一覧 for Movable Type 4(その1)」を参考にしてください。

なお、

main_index
module_recent_entries

の2つの変数については、どちらもメインページのみで "1" となります。

Comments [7] | Trackbacks [0]
Now loading...
ギターに入った猫
掲載広告募集
Styles
Font Size
Default
For defective color vision
Gray Scale
RGB Color
Search this site

このブログをメールで購読する by:FeedBurner

AMN
Categories
Monthly Archives
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
BlogPeople
Syndicate this site
FeedBurner(RSS1.0/RSS2.0/Atom)
Counter
これまでのアクセス
Powered by
Movable Type 6.0.3