LiveHTTPHeaders(Firefox 機能拡張)でHTTP ヘッダを表示する

LiveHTTPHeaders(Firefox 機能拡張)でHTTP ヘッダを表示する

Posted at May 22,2007 1:02 AM
Tag:[Firefox, HTTP]

昨日エントリーした「WordPress でステータスコード 404(Not Found)を返却するエラーページを作る」で HTTP ヘッダのスクリーンショットを掲載しましたが、これはブラウザに表示されたページの HTTP ヘッダを表示・確認できる「LiveHTTPHeaders」を利用していますので、紹介しておきます。

ブログツールで静的な HTML ファイルを出力しているのであれば問題ないと思いますが、ページをダイナミックに生成している場合は HTTP ヘッダ、特にレスポンスを一度確認することをお勧めします。ページキャッシュ機能(一度アクセスされたページは一次ファイルとしてキャッシングしておき、サーバ負荷を回避する)等を利用している場合も同様です。
例えば、ページが存在するにもかかわらずステータスコード 200(OK)を返却していないと、検索エンジンの順位が上がらないとか、インデクシングされなくなる可能性があります。

以下、Firefox をご利用でない方向けに、Live HTTP Headers のインストールおよび利用方法について説明します。Firefox は予めインストールしておいてください。

1.Live HTTP Headers のインストール

Live HTTP Headers :: Firefox Add-ons」にある「インストール」のアイコンをクリック。この操作は Firefox で行ってください。

Live HTTP Headers :: Firefox Add-ons

「ソフトウェアインストール」ダイアログが開く(数秒待つと「今すぐインストール」のボタンが表示されます)ので、「今すぐインストール」をクリック。

「ソフトウェアインストール」ダイアログ

アドオン画面が開き、インストールが開始します。終了したら右下の「Firefox を再起動」をクリック。

アドオン画面

Firefox を再起動すればインストール完了です。

2.利用方法

メニューより [ツール] - [Live HTTP Headers] を選択。

Live HTTP Headers 起動

これで HTTP ヘッダ表示用のウィンドウが開きます。

HTTP ヘッダ表示用のウィンドウ

この状態でブラウザにお好きなサイトの URL を入力して表示させてください。これで表示したサイトの HTTP ヘッダ(リクエスト/レスポンス)が表示されます。

HTTP ヘッダ表示

表示内容は、

  • リクエストURL
  • リクエストヘッダ
  • レスポンスヘッダ

という順序の繰り返しで並んでいます。その一番先頭に表示されているURLのレスポンス(の1行目)が適正、つまり 200 OK や 304 Not Modified であることを確認してください。
ページが存在するのに 404 Not Found や、404 エラーページで 200 OK を返しているのは問題です。

また、スタイルシートやスクリプト、画像をふんだんに使用していると、それらは全て異なるリクエスト URL としてヘッダが表示されます。ただしユーザがブラウザで一度読み込むと、ブラウザのキャッシュにデータが保存されますので、

  • そのユーザがキャッシュをクリアしない
  • レスポンスのステータスコードに 304(Not Modified)を返却する

という条件を満たしていれば、サーバからデータをダウンロードすることはありません。

話を戻して、表示された HTTP ヘッダの内容を消去したい場合は、ウィンドウ右下の「Clear」をクリックします。

3.カスタマイズ

Config タブで設定を変更することができます。たとえば、Use Style Sheet をチェックしてください。

Config タブ

元の Headers タブに切り替えると、ヘッダにスタイルが設定されます。

スタイルが適用された HTTP ヘッダ

Config タブの設定内容は下記の通りです。*1

  • POST:ポストデータの扱いを選択
    • none:非表示
    • fast:「Fast Code」方式で POST データを表示(ファイルアップロード時は動作しない)
    • accurate:全 POST データ表示
    • max 1k:POST データの先頭 1キロバイトを表示
  • Use style sheet:スタイルシートを適用
  • Open LiveHTTPHeaders in a new tab:新しいタブで LiveHTTPHeaders を開く
  • Filter URLs with regexp:正規表現で抽出する URL を指定
  • Exclude URLs with regexp:正規表現で除外する URL を指定

HTMLページのヘッダを普通に参照するだけであれば、これらを設定する必要は特にありません。

Headers タブの下には「Save All...」と「Replay」があります。
「Save All...」は表示されているヘッダの保存で、「Replay」は、URL を選択した状態でクリック。

HTTP ヘッダの URL 選択

これで「Live HTTP Replay」画面が表示されるので、右下の「Replay」をクリックするとブラウザが再読み込みされます。ヘッダのキャプチャも行われます。

Live HTTP Replay 画面

その他、ページ上を右クリックして、「ページの情報を表示」を選択して表示されたウィンドウにも HTTP ヘッダが表示されます。

ページ情報


*1:Landscape - エンジニアのメモLive Http headers - HTTP ヘッダ表示ツールよりポストデータ部分の表記を引用させて頂きました。ありがとうございました。

関連記事
トラックバックURL


トラックバック

PHPでHTMLコンテンツをテキスト・ファイルに変換する from ぱふぅ家のホームページ
PHPを使い、インターネット上のHTMLコンテンツをシフトJISのテキスト・ファイルに変換するプログラムを作ってみる。≫デザインを一新しました。タイトルを... [続きを読む]

Tracked on June 26, 2009 9:50 AM
コメントする
greeting

*必須

*必須(非表示)


ご質問のコメントの回答については、内容あるいは多忙の場合、1週間以上かかる場合があります。また、すべてのご質問にはお答えできない可能性があります。予めご了承ください。

太字イタリックアンダーラインハイパーリンク引用
[サインインしない場合はここにCAPTCHAを表示します]

コメント投稿後にScript Errorや500エラーが表示された場合は、すぐに再送信せず、ブラウザの「戻る」ボタンで一旦エントリーのページに戻り(プレビュー画面で投稿した場合は、投稿内容をマウスコピーしてからエントリーのページに戻り)、ブラウザをリロードして投稿コメントが反映されていることを確認してください。

コメント欄に(X)HTMLタグやMTタグを記述される場合、「<」は「&lt;」、「>」は「&gt;」と入力してください。例えば「<$MTBlogURL$>」は「&lt;$MTBlogURL$&gt;」となります(全て半角文字)