ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える

ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える

Posted at May 29,2011 12:37 AM
Tag:[Amazon, Book, HTML]

HTML5の新書です。

ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える (朝日新書)
小林雅一
朝日新聞出版
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この本の要旨は次のようなものです。

  • これまでのウェブ(HTML)は何かを見るだけだったが、HTML5は何かをするためのプラットフォームになり、これまでのエンターテイメントや知的活動を根底から覆し、業界のルールも一新される
  • インタフェースがHTML5に統一されることでM2M(Machine to Machine)という新しい産業領域が誕生する

本書からの抜粋で、例えば、HTMLから派生した出版向け言語のEPUB、放送向け言語のBMLの統一規格としてHTML5が浮上しており、出版・放送・通信という異種メディアの規格がHTML5で統一される可能性もあるようです。

HTML5がタイトルの「最終形」になるかどうかはともかく、HTML4.01の勧告(1999年)からHTML5の勧告(2010年)までの期間や、W3Cの草案から勧告に至るまでの手続きを考えると、しばらくはHTML5の時代が続くのではないかと思われます。

そういう意味では、本書を読むことでHTML5にまつわる各業界の事情や、さまざまな分野でHTML5が今後どのように活用されていくのかを知る手がかりになると思います。

以下、目次です。

第1章 HTML5は世界をどう変えるか―すべてのものがウェブでつながる
HTML5=ゲーム・チェンジャー
ウェブで何でもできる世界の到来
HTML5登場の背景―マルチ・デバイス時代の到来
クラウド・コンピューティングを次の段階に導く
ウェブの共通言語が実現する世界とは
グーグルはすべてのモノをウェブ広告に使いたい
アップルは競合他社をモバイル産業から排除したい
マイクロソフトの一押しで一気に普及
日本メーカー復活のカギを握るHTML5
第2章 ウェブ進化の究極系―HTML5とは何か
ウェブの歴史―科学者の情報共有システムからスタート
ウェブ・アクセスの仕組み―ホームページはどう表示されるか
HTMLとはどんなものか
ウェブの本質「ハイパーテキスト」とは何か
ウェブ黎明期の様子
HTML標準化の始まり
ブラウザ戦争の始まり
XHTML―ウェブの「暗黒の中世」
戦後世代ブラウザから始まったHTML5
いわゆるHTML5は、次世代のウェブ標準全般を指す
HTML5は既に使われ始めている
ホームページの進化とHTML関連技術の拡大
ジャヴァスクリプトとは何か
HTML5の中身に切り込む
①新しい機能の導入
 HTML5が提供する新しい機能とは何か
 プラグイン無しでマルチメディアを再生
 インターネットの「あちら側」と「こちら側」の境がなくなる
 インターネットから切断されても、ウェブ・アプリが使える
 リアルタイムの双方向通信が可能に
②HTML文書の論理構造の明確化
③異なるブラウザ間の互換性を実現
第3章 HTML5を巡る米IT業界の動き―個別プラットフォームからウェブ標準への覇権移譲
HTML5が最初に注目を浴びたきっかけ
アップルはなぜフラッシュを排除するのか
当面はフラッシュ、最終的にはHTML5
アップルはなぜHTML5を支持するのか
HTML5はスマートフォン戦争も左右する
超多角経営のグーグルに統一戦略はあるのか
デスクトップ・コンピューティングの終焉
アップルとグーグル、新時代における対立の構図
マイクロソフトは将来への展望が見えない
第4章 日本メーカー復活のカギを握るHTML5―「M2M(Machine to Machine)」が成長する
家電のIT化で、勝ちパターンが変化
独自規格からオープン路線に転じたソニー
一人の強敵に大勢で立ち向かう
ソニーがグーグルと手を組んだ理由
特定企業の支配を逃れるにはHTML5
日本の家電メーカーはHTML5を支持
国内規格で守るか、国際規格で攻めるか
スマートフォンやネット・テレビは序章に過ぎない
インターネットに接続する端末が爆発的に拡大
共通インターフェイスとしてのHTML5
なぜすべてのモノがネットにつながるのか
Web if ThingsはM2Mを中心に成長する
アップルやグーグルに対する日本メーカーのアドバンテージとは
共通プラットフォーム作りでは、韓国よりも日本メーカーに一日の長
第5章 HTML5で生まれ変わるマス・メディア―新しいプラットフォーマーの誕生
異種メディアが通信に合流
電子出版市場を分け合うアマゾン、アップル、そしてグーグル
電子出版はどんなコンテンツになるのか
出版500年の既成概念を覆せるか
デジタル化への再編が始まった日本の出版業界
紙におこす力と電子におこす力は別物
レコード業界を骨抜きにしたアップルに対する警戒感
国内規格と国際規格の争い
「規格」と「日本文化の保護」は別問題
HTML5も、いずれは日本語表記に対応
米IT業界が思い描く次世代テレビの姿
ウェブ・オン・TVは出足苦戦
リーン・バックかリーン・フォワードか
日本の放送局が思い描く次世代テレビの姿
ソーシャル・メディアで進化するテレビ
テレビがウェブに呑み込まれる
通信型メディアへの構造変化
メディアの構造変化に伴う意識改革が必要
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