MsMpEng.exeでWindowsのCPUが高負荷になる原因の対処

MsMpEng.exeでWindowsのCPUが高負荷になる原因の対処

Posted at March 5,2014 12:55 AM
Tag:[Microsoft, Windows]

MsMpEng.exeでWindowsのCPUが高負荷になる原因の対処方法を紹介します。

1.はじめに

MsMpEng.exeはMicrosoftのセキュリティ関連ソフト(Microsoft Security EssentialsやMicrosoft System Center Endpoint Protectionなど)で起動されるプロセスですが、このプロセスのせいでセキュリティソフトインストール後のCPU使用率が数十%に跳ね上がってしまうようです。

タスクマネージャに表示されたMsMpEng.exe(クリックで拡大)
タスクマネージャ

通常であればスキャンは数十分~数時間で終了し、このプロセスのCPU使用率も落ち着くはずなのですが、実際には終了せず、PCのファンが1日中唸っている状態です。

ということで以下、対処方法をいくつか紹介します。

なおシステム管理者がセキュリティソフトをインストールしている場合、クライアントでは実施できない対策もあるので、そのあたりを考慮した対策も紹介しています。

2014.09.14追記
Twitterで指摘があったので追記しておきます。
本記事の対策を行うことでセキュリティ上の問題が発生する可能性があります。対策を行うかどうかはご自身の判断で行ってください。

2.タスクマネージャからMsMpEng.exeを停止する

Ctrl+Alt+Deleteでタスクマネージャを起動し、「プロセス」タブをクリック。

(クリックで拡大)
タスクマネージャ

「MsMpEng.exe」を右クリックして「プロセスの停止」をクリック。

(クリックで拡大)
タスクマネージャ

これでプロセスが表示されなくなればOKです。

なお、この方法ではPCの再起動でMsMpEng.exeが再び起動します。

3.MsMpEng.exeサービスを停止する

PCの再起動でMsMpEng.exeを起動しないようにするには、「スタート」→「コントロールパネル」をクリック。

スタート

「管理ツール」をクリック。

(クリックで拡大)
コントロールパネル

「サービス」をクリック。

(クリックで拡大)
管理ツール

「Microsoft Antimalware Service」を右クリックして「停止」をクリック(画面の例はログインユーザーに権限がないため、該当メニューを選択できません)。

(クリックで拡大)
管理ツール

これでサービスが停止されればOKです。

さらに上のメニューで「プロパティ」を選択し、「スタートアップの種類」から「手動」または「無効」を選択しておけば、再起動でMsMpEng.exeが起動することはありません。

4.スキャンする範囲を変更する

システム管理者によるインストールなどで、タスクマネージャやサービスからの停止が行えない場合、スキャンする範囲を変更することでMsMpEng.exeによる高負荷のCPU使用率を下げることができる可能性があります。

ここでは「Microsoft System Center Endpoint Protection」を例に説明します。

「Microsoft System Center Endpoint Protection」の管理画面を起動し、「設定」タブをクリック。

(クリックで拡大)
System Center Endpoint Protection

「除外されたファイルと場所」をクリック。

(クリックで拡大)
設定

「参照」をクリック。

(クリックで拡大)
除外されたファイルと場所

Cドライブを選択して「OK」をクリック。複数のドライブがある場合は同じ手順で追加してください。

(クリックで拡大)
ドライブを選択

「ファイルの場所:」にCドライブが追加されたことを確認して、「追加」をクリック。

(クリックで拡大)
除外されたファイルと場所

「変更の保存」をクリック。

(クリックで拡大)
除外されたファイルと場所

これでCドライブ全体がスキャンから除外され、結果的にCPU使用率が下がる可能性があります。

なお変更後、すべての操作ができなくなる事象が発生しましたが、数十秒で回復しました。

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