Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法(その2)
Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法を、2回に分けて紹介します。
「サンプルを」という要望を頂いているのですが、時間がとれないので、以下のイメージのみでお許しください。
やりたいことは、ひとつのブログ記事アーカイブを使った、カテゴリー別のブログ記事ページのデザイン(HTMLマークアップやCSS)の切り替えです。

1.MTEntryIfCategory タグブロック内のサブテンプレートをモジュール化する
ブログ記事アーカイブのデザインを変更する1つめの方法で、MTEntryIfCategory タグブロック内にサブテンプレートをベタ書きするのではなく、MTInclude タグを使います。
カテゴリー1~3
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
<$MTInclude module="カテゴリー1"$>
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
<$MTInclude module="カテゴリー2"$>
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
<$MTInclude module="カテゴリー3"$>
</MTEntryIfCategory>
こうすることにより、カテゴリーアーカイブ本体では「どのカテゴリーにどのテンプレートを割り当てるか」という制御に徹することができ、テンプレート全体の見通しがよくなります。
汎用的なデザインを与えたいカテゴリー4~6を新たに追加する場合は、次のようにします。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
<$MTInclude module="カテゴリー1"$>
<MTElse>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
<$MTInclude module="カテゴリー2"$>
<MTElse>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
<$MTInclude module="カテゴリー3"$>
<MTElse>
<$MTInclude module="カテゴリーその他"$>
</MTEntryIfCategory>
</MTEntryIfCategory>
</MTEntryIfCategory>
最初の MTEntryIfCategory タグでカテゴリー1であるか判定をし、そうでなければ MTElse を実行して、次の MTEntryIfCategory タグでカテゴリー2であるか判定をします。その繰り返しで、最後のカテゴリー判定にマッチしなかったカテゴリーには一番最後の MTElse タグの内容、つまりデフォルトとなるデザインのテンプレートモジュールを呼び出します。
2.MTEntryIfCategory タグを除去して、モジュール化をさらに最適化する
さて、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、1項のリストは、カテゴリーを識別するキーさえ取得できれば、実は以下の1行で済みます。
<$MTInclude module="カテゴリーを識別するキー"$>
「カテゴリーを識別するためのキー」として、次のようにカテゴリー名を使ってみます。カテゴリー名は、MTInclude タグを実行する前に、MTSetVarBlock タグを使って変数に設定し、変数名をmoduleモディファイアに与えれば、ダイナミックにカテゴリー名を設定することができます。
<$MTCategoryLabel setvar="category_name$>
<$MTInclude module="$category_name"$>
これで、このアーカイブが「カテゴリー1」の再構築を行うときには変数 category_name には「カテゴリー1」が、「カテゴリー2」の再構築を行うときには変数 category_name には「カテゴリー2」...という具合に設定され、それぞれ「カテゴリー1」「カテゴリー2」...という名前のテンプレートモジュールを呼び出します。
注意するのは、変数category_nameをmoduleモディファイア(というか、nameモディファイア以外)で使う場合は、変数名の前に大抵「$」をつけておく、ということです。
3.MTIf タグを使ってデフォルトデザインの条件分岐をつける
2つめのリストのように、デフォルトのデザインと振り分けたい場合は、さらに MTIf タグと MTCategoryDescription タグで制御します。
<$MTCategoryDescription setvar="category_description$>
<mt:if name="category_description">
<$MTInclude module="$category_description"$>
<mt:else>
<$MTInclude module="デフォルト"$>
<mt:if>
このリストを使う前準備として、各カテゴリーの「カテゴリーの説明」欄に、呼び出したいモジュール名を設定しておきます。デフォルトデザインのモジュールを呼び出したいときには、「カテゴリーの説明」欄には何も設定しません。
そうすれば、MTIf タグの判定で「カテゴリーの説明」欄に記入されている場合に、「カテゴリーの説明」欄に設定された名前のテンプレートモジュールを呼び出します。「カテゴリーの説明」欄に記入していない場合は、「デフォルト」という名前のテンプレートモジュールを呼び出します。
なお、前回もお伝えしたとおり、「カテゴリーの説明」欄を使うよりも、カスタムフィールドを利用した方が妥当に思われます。
- Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法(その1)
- Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法(その2)
Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法(その1)
Movable Type 4 で、カテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法を、2回に分けて紹介します。
やりたいことは、ひとつのブログ記事アーカイブを使った、カテゴリー別のブログ記事ページのデザイン(HTMLマークアップやCSS)の切り替えです。

1.MTEntryIfCategory タグを使用する
ひとつめは、ブログ記事アーカイブテンプレートの中で MTEntryIfCategory タグを使って、カテゴリー別に処理を振り分ける方法です *1。MTEntryIfCategory タグは、処理中のブログ記事が属するカテゴリーを判定するためのタグです。このタグはブログ記事コンテキストで動作します。
MTEntryIfCategory タグの name モディファイアには、カテゴリー名が重複しないように設定します。
次のサンプルは、カテゴリー1~3に属するブログ記事のテンプレートを振り分けるサブテンプレートです。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
:
(カテゴリー1に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
:
(カテゴリー2に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
:
(カテゴリー3に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
また、タグの構造を変更すれば、特定のカテゴリーに属するブログ記事に特殊なデザインを与え、そうでないものについては汎用的なデザインを適用することもできます。
例えば、冒頭のサブテンプレートに、汎用的なデザインを使いたいカテゴリー4~6を新たに追加する場合、最初に示したサブテンプレートでは、カテゴリー4~6を個別に指定する必要がありますが、次のように変更すれば、一括した指定が可能です。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
:
(カテゴリー1に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
<MTElse>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
:
(カテゴリー2に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
<MTElse>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
:
(カテゴリー3に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
<MTElse>
:
(カテゴリー4~6に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
</MTEntryIfCategory>
</MTEntryIfCategory>
最初の MTEntryIfCategory タグでカテゴリー1であるかを判定し、そうでなければ MTElse を実行して、次の MTEntryIfCategory タグでカテゴリー2であるかを判定します。その繰り返しで、最後のカテゴリー判定にマッチしなかったカテゴリーのブログ記事には一番最後の MTElse タグの内容、つまりデフォルトとなるデザインを適用します。
ちなみに、次の設定は誤りです。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
:
(カテゴリー1に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
:
(カテゴリー2に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
:
(カテゴリー3に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
<MTElse>
:
(カテゴリー4~6に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
理由は、「カテゴリー4~6に属するブログ記事アーカイブのテンプレート」と書かれた部分にはカテゴリー1とカテゴリー2が含まれるからです。
2.スタイルシートについて
ここでは次の方法が考えられます。
head 要素が、1項のサブテンプレートの各カテゴリー別の部分に含まれているのであれば、head 要素内にカテゴリー用のスタイルシートを呼び出す link 要素をそのまま記述します(下)。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
<head>
<link rel="stylesheet" href="<$MTBlogURL$>[カテゴリー1に属するブログ記事のスタイルシートファイル名]" type="text/css" encode_html="1"$>" media="screen,tv" />
</head>
:
(カテゴリー1に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
<head>
<link rel="stylesheet" href="<$MTBlogURL$>[カテゴリー2に属するブログ記事のスタイルシートファイル名]" type="text/css" encode_html="1"$>" media="screen,tv" />
</head>
:
(カテゴリー2に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
以下省略
そうではなく、ブログ記事テンプレートから「ヘッダー」テンプレートモジュール(つまり head 要素)を呼び出している場合は、ブログ記事テンプレートの先頭に、次のような MTSetVar タグを記述します。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー1に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー2に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
</MTEntryIfCategory>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー3に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
</MTEntryIfCategory>
<$MTInclude module="ヘッダー"$>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
:
(カテゴリー1に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
以下省略
そして、「ヘッダー」モジュールには次のように記述しておきます。
これで、上のサブテンプレートで設定した変数 style の内容、つまりCSSファイル名が、「ヘッダー」モジュールに追加した link 要素の href 属性に反映されます。
<mt:if name="entry_archive">
<link rel="stylesheet" href="<$MTBlogURL$><$mt:getvar name="style"$>" type="text/css" title="<$MTCategoryLabel encode_html="1"$>" media="screen,tv" />
</mt:if>
または、「カテゴリーの説明」欄にスタイルシートのファイル名(下のサンプルでは拡張子なし)を設定しておけば、ブログ記事アーカイブに CSS ファイル名を設定しなくても、「ヘッダー」モジュールに設定した MTCategoryDescription タグで CSS ファイルを指定できます(下)。
<mt:if name="entry_archive">
<link rel="stylesheet" href="<$MTBlogURL$><$MTCategoryDescription$>.css" type="text/css" title="<$MTCategoryLabel encode_html="1"$>" media="screen,tv" />
</mt:if>
汎用的なカテゴリー用のスタイルシートを作りたい場合は、最初のサブテンプレートを次のように変更します。
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー1に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
<MTElse>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー2">
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー2に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
<MTElse>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー3">
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー3に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
<MTElse>
<mt:setvar name="style" value="カテゴリー4~6に属するブログ記事のスタイルシートのファイル名">
</MTEntryIfCategory>
</MTEntryIfCategory>
</MTEntryIfCategory>
<$MTInclude module="ヘッダー"$>
<MTEntryIfCategory name="カテゴリー1">
:
(カテゴリー1に属するブログ記事アーカイブのテンプレート)
:
以下省略
異なるカテゴリーで同じデザインを適用したい場合は、MTCategoryDescription タグに該当する「カテゴリーの説明」欄に同じ名称を記述しておきます。
なお、「カテゴリーの説明」よりもカスタムフィールドを使う方が、用途が明確になってよりいいでしょう。
次回は、さらに最適化したサブテンプレートを紹介します。
*1:MTIfCategory タグでも同じ効果があります。ここではブログ記事コンテキストであることを明示するために MTEntryIfCategory タグを使用しています。逆にカテゴリーアーカイブで MTEntryIfCategory タグは使えません。カテゴリーアーカイブなどのブログ記事コンテキスト以外のコンテキストで使用する場合は、MTEntries タグで括る必要があります。
- Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法(その1)
- Movable Type 4 でカテゴリー別にブログ記事ページのデザインを切り替える方法(その2)
ブログ記事に同一カテゴリーのブログ記事の前後リンクを表示する
Movable Type で、ブログ記事の前後のブログ記事へのリンクを、直近のブログ記事ではなく、同一カテゴリーのブログ記事を表示するカスタマイズです。
下の画面の、ブログ記事タイトル上にある前後リンクは、分かりにくいですが、同一カテゴリーのブログ記事です。

また、ブログ記事に複数カテゴリーを設定している場合は、すべてのカテゴリーの前後リンクも表示します(こんなに表示するのもどうかと思いますが...)。

以下、カスタマイズ方法です。
1.プラグインのダウンロード
Previous and next in category のサイトに進み、「PreviousNextInCategory」のリンクをクリック。
![]()
2.プラグインのインストール
ダウンロードした PreviousNextInCategory.zip を解凍して、PreviousNextInCategory.pl をpluginsディレクトリにアップロードします。
ブログ管理画面より、「システムメニュー」→「プラグイン」で「PreviousNextInCategory.pl」が表示されればインストール完了です。

3.プライマリカテゴリーに属するブログ記事のみを表示する場合
ブログ記事アーカイブの任意の位置に下記のサブテンプレートを設定してください。
<MTEntryPreviousInCategory>
<a href="<$MTEntryPermalink$>">« <$MTEntryTitle$></a> |
</MTEntryPreviousInCategory>
<a href="<$MTEntryPermalink archive_type="Category"$>"><$MTEntryCategory$></a>
<MTEntryNextInCategory>
| <a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$> »</a>
</MTEntryNextInCategory>
ブログ記事アーカイブを再構築すれば、冒頭のように、同一カテゴリーの前後記事リンクが表示されます。
4.ブログ記事に登録されているすべてのカテゴリーに属するブログ記事を表示する場合
PreviousNextInCategory.plを任意のエディタで開き、
:
sub _hdlr_entry_previous_in_category {
my($ctx, $args, $cond) = @_;
my $e = $ctx->stash('entry')
or return $ctx->_no_entry_error('MTEntryPrevious');
my $cat = $e->category
or return '';
my $prev = $e->previous(1);
:
sub _hdlr_entry_next_in_category {
my($ctx, $args, $cond) = @_;
my $e = $ctx->stash('entry')
or return $ctx->_no_entry_error('MTEntryNext');
my $cat = $e->category
or return '';
my $next = $e->next(1);
:
の部分に下記の青色の行を追加します。
:
sub _hdlr_entry_previous_in_category {
my($ctx, $args, $cond) = @_;
my $e = $ctx->stash('entry')
or return $ctx->_no_entry_error('MTEntryPrevious');
my $cat = $e->category
or return '';
if($ctx->stash('category') ne '') {
$cat = $ctx->stash('category');
}
my $prev = $e->previous(1);
:
sub _hdlr_entry_next_in_category {
my($ctx, $args, $cond) = @_;
my $e = $ctx->stash('entry')
or return $ctx->_no_entry_error('MTEntryNext');
my $cat = $e->category
or return '';
if($ctx->stash('category') ne '') {
$cat = $ctx->stash('category');
}
my $next = $e->next(1);
:
ブログ記事アーカイブの任意の位置に下記のサブテンプレートを設定してください。
<MTEntryCategories>
<p>
<MTEntryPreviousInCategory>
<a href="<$MTEntryPermalink$>">« <$MTEntryTitle$></a> |
</MTEntryPreviousInCategory>
<a href="<$MTCategoryArchiveLink$>"><$MTCategoryLabel$></a>
<MTEntryNextInCategory>
| <a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$> »</a>
</MTEntryNextInCategory>
</p>
</MTEntryCategories>
ブログ記事アーカイブを再構築すれば、ブログ記事が属する全カテゴリーの前後記事リンクが表示されます。
5.前後記事の再構築をする
上記の設定だけでは、ブログ記事投稿時に同一カテゴリーの前後記事が再構築されないという問題があります。
ということで、一応、MT4対応のプラグインを作ってみました。
元プラグインをかなり改変してしまったので、上記のファイルをダウンロードしたら、元プラグインにある、
_hdlr_entry_previous_in_category
_hdlr_entry_next_in_category
を埋め込んでください(複数カテゴリーに対応させる場合は4項のカスタマイズも行ってください)。
具体的な作業は、ダウンロードしたファイルの最後の方に簡単な説明を入れてますので、それを読んでください。
複数のカテゴリーを設定したブログ記事でも、前後リンクのブログ記事はすべて再構築されます。
なお、再構築は同じカテゴリーのブログ記事を検索するという、元記事のロジックをそのまま使わせてもらってますが、パフォーマンスの問題を解消する改善策がありましたらご教示ください。
6.参考記事
このエントリーは下記の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
ブログ記事に同一カテゴリーのブログ記事リストを表示(MT4版・改)
「ブログ記事に同一カテゴリーのブログ記事リストを表示(MT4版)」や、これまでの似たようなカスタマイズでは、次の問題あることが判明しました。
1.問題点
異なる親カテゴリーに同名のサブカテゴリーがある場合、対応できない。
具体的には、次のようなカテゴリー構成を想定します。
cat-A
├ cat-1
└ cat-2
cat-B
├ cat-1
└ cat-2
この構成で「ブログ記事に同一カテゴリーのブログ記事リストを表示(MT4版)」を行うと、cat-A/cat-1 に属するブログ記事と、cat-B/cat-1 に属するブログ記事は「同一カテゴリーのブログ記事リスト」とみなされてしまいます。
2.原因
「同一カテゴリーのブログ記事リスト」のキー情報として、MTEntryCategory という、ブログ記事に属するメインカテゴリー名のみ使っており、カテゴリーの親カテゴリーまで含めた情報やID番号でサーチしていないためです。
こうなった経緯は、そもそも、Movable Type 3 の途中まで「サブカテゴリー」という概念が存在しませんでした。つまり、親カテゴリーしか作れなかったため、同名のカテゴリーの存在が許されず、これまでのサブテンプレートを使えば「同一カテゴリーのブログ記事リスト」を実現できた、という訳です。
3.対処
3.1 EntryCategoryID プラグインを使う
「EntryCategoryID プラグイン」を使い、ブログ記事のメインカテゴリーのID番号と、ブログ記事リストのカテゴリーIDを比較し、同一カテゴリーID のブログ記事のみリスティングします。
<mt:setvarblock name="entrycategoryid"><$MTEntryCategoryID$></mt:setvarblock>
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTCategories>
<mt:setvarblock name="currentcategoryid"><$MTCategoryID$></mt:setvarblock>
<mt:if name="currentcategoryid" eq="$entrycategoryid">
<MTEntries>
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTEntries>
</mt:if>
</MTCategories>
</ul>
</dd>
3.2 MTParentCategories タグを使う(その1)
これは後から気がついたのですが、MTParentCategories タグを使い、ブログ記事のメインカテゴリーの親カテゴリーを取得すれば、3.1項と同じことができます。
<MTParentCategories glue="/" setvar="entrycategories"><$MTCategoryLabel$></MTParentCategories>
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTCategories>
<MTParentCategories glue="/" setvar="currententrycategories"><$MTCategoryLabel$></MTParentCategories>
<mt:if name="currententrycategories" eq="$entrycategories">
<MTEntries>
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTEntries>
</mt:if>
</MTCategories>
</ul>
</dd>
MTParentCategories のカテゴリーのセパレータには "/"、また MTSetvarBlock タグの代わりに setvar モディファイアを利用しています。
3.3 MTParentCategories タグを使う(その2)
こちらは、MTEntries タグに category モディファイアを与えて、とりあえず自カテゴリーで絞り込んでから親カテゴリーと比較します。
<mt:setvarblock name="entrycategory"><$MTEntryCategory$></mt:setvarblock>
<MTParentCategories glue="/" setvar="entrycategories"><$MTCategoryLabel$></MTParentCategories>
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTEntries category="$entrycategory">
<MTParentCategories glue="/" setvar="currententrycategories"><$MTCategoryLabel$></MTParentCategories>
<mt:if name="currententrycategories" eq="$entrycategories">
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</mt:if>
</MTEntries>
</ul>
</dd>
2008.02.25
3.3項を追加しました。
ブログ記事の入力フィールドに初期値を設定するプラグイン
Movable Type 4.1/MTOS で、ブログ記事の入力フィールドに初期値を設定するプラグインです。このプラグインを利用すれば、ブログ記事の新規作成時に、
- タイトル
- 本文
- 追記
- タグ
- 概要
- キーワード
の各フィールドに任意の文字列を初期値として表示することができます。
これは「『タグ』や『キーワード』等にいつも同じ内容を設定するのですが、特定の文字列を予め設定しておくことはできないでしょうか」という質問を頂いたのが作成の発端です。
1.プラグインのダウンロード
下記のリンクをクリックしてプラグインをダウンロードしてください。
2.プラグインのアップロード
ダウンロードしたプラグインを解凍し、中にある、DefaultValueSetter フォルダを plugins ディレクトリに丸ごとアップロードしてください。
ブログ管理メニューの「設定」→「プラグイン」で DefaultValueSetter が表示されればインストール完了です。

3.使用方法
ブログ別にブログ記事用の初期値を設定します。ブログ管理画面の「設定」→「プラグイン」で「DefaultValueSetter 0.01」をクリックし、さらに「設定」をクリックすると次のような設定画面が表示されます。
![]()
このような感じで設定し、一番下の「変更を保存」をクリック。
![]()
ブログの新規作成画面に設定した内容が反映されます。
4.ライセンス
デュアルライセンスです(The blog of H.Fujimoto の藤本さんのライセンス内容を勝手ながらそのまま適用させて頂いてます)。なお、プラグイン開発やサポート等にご支援・ご賛同くださる方からの寄付をお待ち申し上げます。
上記の「Make a Donation」のリンクをクリックすると Paypal によるお支払いページにジャンプします。
4.1 MT4.1個人ライセンス/MT4.1商用ライセンスと組み合わせる場合
- 無料で利用できます。
- 改変・再配布は自由ですが、改変して再配布する場合、原作者のクレジットを必ず残してください。
4.2 MTOSと組み合わせる場合
- 無料で利用できます。
- GPLv2に従います。
トップページの最新記事に Google Adsense を貼り付ける
Movable Type 4 で、トップページの最新記事に Google Adsense を貼り付けるカスタマイズです。昨年よりご質問を頂いていたもので、本エントリーにて紹介致します。
ここでは公開テンプレートをサンプルに紹介しますが、デフォルトテンプレートでもほぼ同じです。
1.日付の前に表示する
表示位置のイメージ

ブログ管理画面より「テンプレート」→「デザイン」→「テンプレートモジュール」→「ブログ記事の概要」を開き、青色のタグを追加します。[Google Adsenseのコード] の部分にご自身の Google Adsense のコードを貼り付けてください。
<mt:if name="main_template">
<MTEntriesHeader>
<div class="adsense">
[Google Adsenseのコード]
</div>
</MTEntriesHeader>
</mt:if>
<MTDateHeader>
<p class="date"><$MTEntryDate format="%x"$></p>
</MTDateHeader>
<div class="entry">
<h2 id="a<$MTEntryID pad="1"$>" class="entry-header"><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle encode_html="1"$></a></h2>
<div class="entry-content clearfix">
<MTIfNonEmpty tag="EntryBody">
<$MTEntryBody$>
</MTIfNonEmpty>
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore">
<p class="entry-more"><a href="<$MTEntryPermalink$>#more">続きを読む "<$MTEntryTitle encode_html="1"$>"</a></p>
</MTIfNonEmpty>
<MTEntryIfTagged>
<$MTInclude module="タグ"$>
</MTEntryIfTagged>
</div>
<$MTInclude module="ブログ記事のメタデータ"$>
</div>
2.タイトルの前に表示する
表示位置のイメージ

ブログ管理画面より「テンプレート」→「デザイン」→「テンプレートモジュール」→「ブログ記事の概要」を開き、青色のタグを追加します。[Google Adsenseのコード] の部分にご自身の Google Adsense のコードを貼り付けてください。
<MTDateHeader>
<p class="date"><$MTEntryDate format="%x"$></p>
</MTDateHeader>
<div class="entry">
<mt:if name="main_template">
<MTEntriesHeader>
<div class="adsense">
[Google Adsenseのコード]
</div>
</MTEntriesHeader>
</mt:if>
<h2 id="a<$MTEntryID pad="1"$>" class="entry-header"><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle encode_html="1"$></a></h2>
<div class="entry-content clearfix">
<MTIfNonEmpty tag="EntryBody">
<$MTEntryBody$>
</MTIfNonEmpty>
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore">
<p class="entry-more"><a href="<$MTEntryPermalink$>#more">続きを読む "<$MTEntryTitle encode_html="1"$>"</a></p>
</MTIfNonEmpty>
<MTEntryIfTagged>
<$MTInclude module="タグ"$>
</MTEntryIfTagged>
</div>
<$MTInclude module="ブログ記事のメタデータ"$>
</div>
3.タイトルと本文の間に表示する
表示位置のイメージ

ブログ管理画面より「テンプレート」→「デザイン」→「テンプレートモジュール」→「ブログ記事の概要」を開き、青色のタグを追加します。[Google Adsenseのコード] の部分にご自身の Google Adsense のコードを貼り付けてください。
<MTDateHeader>
<p class="date"><$MTEntryDate format="%x"$></p>
</MTDateHeader>
<div class="entry">
<h2 id="a<$MTEntryID pad="1"$>" class="entry-header"><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle encode_html="1"$></a></h2>
<div class="entry-content clearfix">
<mt:if name="main_template">
<MTEntriesHeader>
<div class="adsense">
[Google Adsenseのコード]
</div>
</MTEntriesHeader>
</mt:if>
<MTIfNonEmpty tag="EntryBody">
<$MTEntryBody$>
</MTIfNonEmpty>
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore">
<p class="entry-more"><a href="<$MTEntryPermalink$>#more">続きを読む "<$MTEntryTitle encode_html="1"$>"</a></p>
</MTIfNonEmpty>
<MTEntryIfTagged>
<$MTInclude module="タグ"$>
</MTEntryIfTagged>
</div>
<$MTInclude module="ブログ記事のメタデータ"$>
</div>
4.仕組み
このカスタマイズでは MTIf タグと MTEntriesHeader タグを用いて制御しています。
MTIf タグでは、メインページテンプレートでのみブロック内を実行する制御を行っています。
MTEntriesHeader タグは、MTEntries ブロックタグ内で使用するためのブロックタグ(コンディショナルタグ)で、ブログ記事をリスト表示する初回のみ、このタグでコンテナされた内容を実行すブロックタグです。
5.他のアーカイブでも表示する
ブログ記事の概要は月別アーカイブやカテゴリアーカイブでも使われるのですが、前項の説明の通り、トップページ以外では表示されないように制御しています。
Google Adsense を月別アーカイブやカテゴリアーカイブでも表示したい場合は、
<mt:if name="main_template">
<MTEntriesHeader>
<div class="adsense">
[Google Adsenseのコード]
</div>
</MTEntriesHeader>
</mt:if>
の MTIf タグを削除して、
<MTEntriesHeader>
<div class="adsense">
[Google Adsenseのコード]
</div>
</MTEntriesHeader>
に変更してください。
6.CSS
時間の都合上、表示位置の微調整まで書ききれていないため、各自で行ってください。微調整する際は、スタイルシートに下記のセレクタを追加して、点線の部分に任意のプロパティを記述してください。
div.adsense {
:
}
アーカイブページのリストの表示内容が異なる理由
「サイドバーの表示をメインページと同じにする」の続きです。
前述のエントリーでは、サイドバーにある各メニューの MTIf タグを外す方法を記しましたが、これだけでは全てのページでサイドバーが同じ表示にはなりません。具体的には、「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」の3つのリストの表示が、アーカイブによって異なります。
理由は、リスト表示に使われるテンプレートタグ(MTEntries 等)がアーカイブの種類に依存した振る舞いをしているためです。全てが依存している訳ではありませんので、具体的な結果については後述します。
これは不具合ではなく、Movable Type の仕様と思われますが、見落としていなければMovable Type ドキュメントには明示的な記述はありません。したがってこれらのリスト類がどのように表示されるか、実際に設定してみないと分からない訳です。
ということで、このエントリーでは、メインページに設定しているリストを各アーカイブページに設定した場合の結果と、それらを回避する方法について記します。
1.「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」のアーカイブページの表示結果
公開テンプレートを例に、メインページに設定してある「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」と同じMTタグを各アーカイブページに設定した場合の表示がどのようになるかを、下記の一覧にまとめました。
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ちょっと分かりにくいですが、メインページと同じ表示になるのは、
- 月別アーカイブ:「最近のトラックバック」
- ブログ記事アーカイブ:「最近のエントリー」「最近のコメント」
の3パターンのみです。
2.考察
それぞれのリストが、各アーカイブでどのように振舞っているかをまとめました。
最近のエントリー・最近のコメント
「ブログ記事リスト」として再構築される場合は、テンプレートの種別に依存した表示になります。ブログ記事やウェブページといった単一ページではテンプレート種別に依存しません。
最近のトラックバック
そもそも Movable Type におけるトラックバックは、「ブログ記事」あるいは「カテゴリー」に対応した情報です。したがって、ブログ記事リスト・カテゴリーアーカイブとして再構築される場合は、テンプレート種別に依存した表示が自然です。
月別アーカイブでメインページと同じ表示になるのは、トラックバックが「日付」というアーカイブ種別に依存しない性質の情報だからです。
なお、上記の表では、カテゴリーアーカイブでは「最近のトラックバックが表示されない」と記しましたが、実はカテゴリー単位にトラックバック設定があり、ブログ管理画面より「一覧」→「カテゴリ」→「任意のカテゴリ名」で、トラックバック受信許可の項目があります。

ここに表示されたトラックバックURLにトラックバックを送信すれば、カテゴリーアーカイブに紐づけられた「最近のトラックバック」が表示されます。ブログ管理画面の「トラックバック一覧」にも受信件数が表示されます(下)。

3.アーカイブページで正常に表示する方法
次にアーカイブページで「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」を表示する方法を記します。
3.1 プラグインを利用する
メインページと同じ情報をアーカイブページに表示するには、indexcontext プラグインがお勧めです。
また、MTCollate プラグインを利用すればカテゴリー・アーカイブ/月別アーカイブで正常にすることができます。
Recents プラグインを利用する方法もあります。このプラグインを利用する場合は、MTCommentsRecent タグに mode="force" を付与することを忘れないでください。
3.2 モジュール化する
リスト自体をモジュール化(部品化)します。具体的には、インデックステンプレートとしてリストを作成・再構築し、その情報をインクルードすれば、問題を解消することができます。
ここで述べる「モジュール化」は、ブログ管理画面の「デザイン」→「テンプレート」→「テンプレートモジュール」とは異なりますのでご注意ください。
モジュール化には、
がありますが、個人的には「Ajax モジュール化」をお勧めします。
4.まとめ
メインページと同じ表示を行う場合、個人的には3.2項のモジュール化による表示を推奨します。
理由は、ページ数が増大しても再構築のパフォーマンスがほとんど変わらないためです。モジュール化しない場合、「最近のエントリー」「最近のコメント」「最近のトラックバック」がアーカイブページ分再構築されますが、インデックステンプレートでモジュール化すれば、アーカイブページが増えても、常に3ファイルしか再構築されずにすみます。
「カテゴリーリスト」や「月別アーカイブリスト」、また再構築のパフォーマンスの問題上、メインページでしか表示が推奨されていない「タグクラウド」等、同様の手法でモジュール化するとさらに良いでしょう。
このエントリーは「アーカイブページに「最近のコメント」「最近のトラックバック」を表示する」をリファクタリングしたものです。
ブログ記事に同一カテゴリーのブログ記事リストを表示(MT4版)
Movable Type 4 で、ブログ記事アーカイブ(エントリーアーカイブ)に同一カテゴリーのブログ記事リスト(エントリーリスト)を表示するためのカスタマイズです。
質問を頂きましたので本エントリーにて解説致します。
Movable Type 3 までは、MTTagInvoke を使ったカスタマイズ「個別エントリーアーカイブに同一カテゴリーのエントリーを表示」が可能でしたが、Movable Type 4 ではこのプラグインが利用できなくなっています。
MT3 と同等のカスタマイズを行うには MTEntryCategoryEntries というプラグインがお勧めですが、ここでは、MTIf タグを使った方法を、順を追ってカスタマイズする形で紹介したいと思います。
読むのが面倒な方は、2項~4項のいずれかのサンプルを、そのままサイドバーに貼り付けてお使いください。
1.基本設定
ブログ記事に同一カテゴリーのブログ記事リストを表示する場合の基本形です。
<MTSetVarBlock name="entrycategory"><$MTEntryCategory$></MTSetVarBlock>
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTEntries category="$entrycategory">
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTEntries>
</ul>
</dd>
1行目にある、
<MTSetVarBlock name="entrycategory"><$MTEntryCategory$></MTSetVarBlock>
で、<$MTEntryCategory$> の評価内容を取得し、entrycategory という MT の変数に設定します。
そして、
<MTEntries category="$entrycategory">
で、先に設定した変数 entrycategory の値を用いてブログ記事リストを特定のカテゴリーでフィルタリングしています。MTGetVar の name 属性で変数を使用する場合は $ を付与しませんが(下)、
<MTGetVar name="entrycategory">
MTEntries タグの category 属性に用いる場合は、$ を付与して、MT の変数であることを明示します。
2.特定のアーカイブのみで表示させる
1項の状態では、サイドバーをインクルードする全てのページで表示されてしまうため、ブログ記事アーカイブのみにも適用されてしまいます。
このリストをブログ記事アーカイブだけに表示させるには、リスト全体 MTIf タグで括ります。
<MTIf name="entry_template">
<MTSetVarBlock name="entrycategory"><$MTEntryCategory$></MTSetVarBlock>
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTEntries category="$entrycategory">
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTEntries>
</ul>
</dd>
</MTIf>
1行目の MTIf タグの name 属性には、ブログ記事のみで有効になる "entry_template" という値を設定します。
<MTIf name="entry_template">
これでブログ記事アーカイブ以外では、このリストは表示されなくなります。
アーカイブで使える変数値については、「予約変数一覧 for Movable Type 4(その1)」にまとめてありますので、参考になれば幸いです。
3.現在のブログ記事タイトルをリストから除外する
2項までの設定では、現在表示されているブログ記事のタイトルも表示されてしまうので、次にこれを非表示にする制御を行います。
非表示にするには、現在表示されているブログ記事ページのID番号と、リスティングされているブログ記事のID番号を比較・判定する処理(青色部分)を追加します。
<MTIf name="entry_template">
<MTSetVarBlock name="entryid"><$MTEntryID$></MTSetVarBlock>
<MTSetVarBlock name="entrycategory"><$MTEntryCategory$></MTSetVarBlock>
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTEntries category="$entrycategory">
<MTSetVarBlock name="currententryid"><$MTEntryID$></MTSetVarBlock>
<MTIf name="currententryid" ne="$entryid">
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTIf>
</MTEntries>
</ul>
</dd>
</MTIf>
現在表示されているブログ記事ページのID番号は、2行目の
<MTSetVarBlock name="entryid"><$MTEntryID$></MTSetVarBlock>
で取得し、リスティングされているブログ記事ページのID番号は、MTEntries タグブロック内の
<MTSetVarBlock name="currententryid"><$MTEntryID$></MTSetVarBlock>
で取得しています。これで、
entryid:現在表示されているブログ記事ページのID番号
currententryid:リスティングされているブログ記事ページのID番号
となり、あとはこれを MTIf タグで判定します。
<MTIf name="currententryid" ne="$entryid">
ne 属性で判定しているので、判定結果が「真」、つまりお互いのブログ記事IDが等しくなければ、MTIf ブロック内の行を実行します。
4.リストが1件の場合はリストを非表示にする
前項の設定を行った場合、あるカテゴリーに属するブログ記事が1件の場合、リストに何も表示されなくなってしまいます。
これを回避するため、カテゴリーに属するブログ記事が1件の場合は、リスト全体を非表示にする制御を行います。
<MTIf name="entry_template">
<MTSetVarBlock name="entryid"><$MTEntryID$></MTSetVarBlock>
<MTSetVarBlock name="entrycategory"><$MTEntryCategory$></MTSetVarBlock>
<MTEntries category="$entrycategory">
<MTSetVarBlock name="entrycount"><$MTGetVar name="__counter__"$></MTSetVarBlock>
</MTEntries>
<MTUnless name="entrycount" eq="1">
<dt class="sidetitle">
Entries of this Category
</dt>
<dd class="side">
<ul>
<MTEntries category="$entrycategory">
<MTSetVarBlock name="currententryid"><$MTEntryID$></MTSetVarBlock>
<MTIf name="currententryid" ne="$entryid">
<li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li>
</MTIf>
</MTEntries>
</ul>
</dd>
</MTUnless>
</MTIf>
該当カテゴリーのブログ記事数のカウントには、MTEntries タグ内で __counter__ を利用することで取得しています。
ところが、__counter__ という変数は、
<$MTGetVar name="entrycount" value="__counter__"$>
では正常に値を取得できない(変数値がそのまま変数名に設定されてしまう)ので、MTSetVarBlock と MTGetVar を組み合わせて、
<MTSetVarBlock name="entrycount"><$MTGetVar name="__counter__"$></MTSetVarBlock>
としています。
そして、MTUnless タグを用いて、カウント値が "1" でない場合にブロック内を実行するように制御します。
<MTUnless name="entrycount" eq="1">
概要と本文を切り替える(Movable Type 4・デフォルトテンプレート版)
当サイトで利用している、トップページのエントリー概要とエントリー本文の表示を切り替えるカスタマイズで、以前紹介した「概要と本文を切り替える(デフォルトテンプレート版)」のMovable Type 4・デフォルトテンプレート版です。
概要に本文の先頭から指定文字数を表示する設定になっている(=概要フィールドに何も書いていない)場合、デフォルトで概要を表示し、タイトルまたは概要の末尾にあるリンクをクリックすることで、ページ遷移をせずに全文を表示することができます。
このエントリーではデフォルトテンプレートのトップページおよびカテゴリーアーカイブ/日付アーカイブに適用する例を紹介します(ブログ記事リストを使用したアーカイブにも適用されます)。
1.スクリプトのダウンロード・アップロード
下記のリンクより menufolder.js をダウンロード(本カスタマイズ用に機能追加しています)
ダウンロードしたスクリプトを、ブログの index.html と同じディレクトリにアップロードしてください。
2.script 要素の追加
「デザイン」→「テンプレート」→「テンプレートモジュール」→「ヘッダー」を開き、head 終了タグの前に下記の script 要素を追加。
<script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>menufolder.js"></script>
3.エントリータイトルに折りたたみのリンクを与える
「デザイン」→「テンプレート」→「テンプレートモジュール」→「ブログ記事の概要」を開き、エントリータイトルのタグ
<h2 class="asset-name"><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></h2>
を下記のように変更します。a 要素を削除して h2 に id 属性を追加しています。
<h2 class="asset-name" id="content<$MTEntryID$>name"><$MTEntryTitle$></h2>
4.概要を追加する
エントリーを表示するタグ
<div class="asset-content">
<MTIfNonEmpty tag="EntryBody">
<div class="asset-body">
<$MTEntryBody$>
</div>
</MTIfNonEmpty>
<MTIfTagSearch>
<$MTInclude module="タグ"$>
</MTIfTagSearch>
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore" convert_breaks="0">
<div class="asset-more-link">
<a href="<$MTEntryPermalink$>#more"><$MTEntryTitle$></a>の続きを読む
</div>
</MTIfNonEmpty>
</div>
に対し、青色のタグを追加します。
<div class="asset-content">
<div id="content<$MTEntryID$>list2">
<p><$MTEntryExcerpt$> <a class="foldmark" href="./" onclick="FoldNavigation('content<$MTEntryID$>','chng',''); return(false);" onkeypress="FoldNavigation('idName', 'chng',''); return(false);" title="全部読む">[ all ]</a></p>
</div>
<div id="content<$MTEntryID$>list">
<MTIfNonEmpty tag="EntryBody">
<div class="asset-body">
<$MTEntryBody$>
</div>
</MTIfNonEmpty>
<MTIfTagSearch>
<$MTInclude module="タグ"$>
</MTIfTagSearch>
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore" convert_breaks="0">
<div class="asset-more-link">
<a href="<$MTEntryPermalink$>#more"><$MTEntryTitle$></a>の続きを読む
</div>
</MTIfNonEmpty>
</div>
</div>
また、同じ「ブログ記事の概要」テンプレートの一番最後(このテンプレートでは表示されていませんが、MTEntries の終了タグ直前)にスクリプト起動用の script 要素(下記)を追加します。
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
FoldNavigation('content<$MTEntryID$>','off',false);
//]]>
</script>
これでテンプレートを再構築すれば、概要と本文の切り替えができるようになります。
5.折りたたみ状態を保持しないようにする
このカスタマイズでは折りたたみ状態がクッキーを利用して保持されます。つまり、ブラウザをリロードした時等、直前の折りたたみ状態でページが表示されます。
折りたたみ状態を保持したくない場合は、ダウンロードした menufolder.js の中間辺りに下記の設定(赤色)
//--------------------------------------------------------
// 状態保持用設定データ
//--------------------------------------------------------
// 状態保持フラグ
// 有効にする:true
// 無効にする:false
var holdState = true;
を下のように変更してください。
//--------------------------------------------------------
// 状態保持用設定データ
//--------------------------------------------------------
// 状態保持フラグ
// 有効にする:true
// 無効にする:false
var holdState = false;
6.注意事項
概要の表示文字数より本文の文字数が少ないと効果ありません。
Movable Type で画像挿入時の form 要素について
Movable Type で画像挿入時の form 要素について、下記のエントリーを拝見して「なるほど!」と思いましたので、ご紹介させて頂きます。
MT4のブログ記事作成で画像を挿入し、テキストエリアを「リッチテキスト」以外で参照すると(あるいは最初から「リッチテキスト」以外で編集すると)画像表示用の img 要素が form 要素で括られます。
<form class="mt-enclosure mt-enclosure-image" mt:asset-id="5"><img class="mt-image-left" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 20px 20px 0px" height="426" alt="tea.jpg" src="http://your-domain/images/hoge.jpg" width="640" /></form>
これは MTEntryAssets タグを有効にするための裏情報になるらしいです(詳細は元記事をご覧ください)。
関連で下記の記事もありました。
この処理が行われることで、ブログ記事で挿入した画像は、MTEntryAssets タグの対象となり、ファイルアップロード機能で、アップロードしただけの画像は(当たり前ですが)MTEntryAssets タグの対象にならないということです。
上記以外の情報として、ソースコードを眺めてみると、lib/MT/Util.pm に asset_cleanup というサブルーチンがありました。
sub asset_cleanup {
my ($str) = @_;
$str =~ s/
<(?:[Ff][Oo][Rr][Mm]|[Ss][Pp][Aa][Nn])
([^>]*?)
\s
mt:asset-id="\d+"
([^>]+?>)(.*?)
<\/(?:[Ff][Oo][Rr][Mm]|[Ss][Pp][Aa][Nn])>
/
my $attr = $1 . $2;
my $inner = $3;
$attr =~ s!\s[Cc][Oo][Nn][Tt][Ee][Nn][Tt][Ee][Dd][Ii][Tt][Aa][Bb][Ll][Ee]=(['"][^'"]*?['"]|[Ff][Aa][Ll][Ss][Ee])!!;
'<span' . $attr . $inner . '<\/span>'
/gsex;
return $str;
}
このサブルーチンは、lib/MT/Template/ContextHandlers.pm 内で、MTEntryBody タグあるいは MTEntryMore タグの処理の最後で、mt:asset-id="AssetID" の文字列がある場合に起動されます。
sub _hdlr_entry_body {
:
(中略)
:
# Strip the mt:asset-id attribute from any span tags...
if ($text =~ m/\smt:asset-id="\d+"/) {
$text = asset_cleanup($text);
}
return $text;
}
ということで、勉強になりました。ありがとうございました。
何故 form タグ?というのが知りたいところです。
概要と本文を切り替える(公開テンプレート版)
当サイトで利用している、トップページのエントリー概要とエントリー本文の表示を切り替えるカスタマイズです。
概要に本文の先頭から指定文字数を表示する設定になっている(=概要フィールドに何も書いていない)場合、デフォルトで概要を表示し、タイトルまたは概要の末尾にあるリンクをクリックすることで、ページ遷移をせずに全文を表示することができます。
このエントリーでは公開テンプレートのトップページおよびカテゴリーアーカイブ/日付アーカイブに適用する例を紹介します。
なお先日紹介したデフォルトテンプレート版のカスタマイズ手順に一部誤りがありましたので修正しています(本エントリーは修正済)。
1.スクリプトのダウンロード・アップロード
下記のリンクより menufolder.js をダウンロード(本カスタマイズ用に機能追加しています)
ダウンロードしたスクリプトは、ブログの index.html と同じディレクトリにアップロードしてください。
2.script 要素の追加
カスタマイズを適用するテンプレートに下記の script 要素を追加。
<script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>menufolder.js"></script>
3.エントリータイトルに折りたたみのリンクを与える
エントリータイトルのタグ
<h2 id="a<$MTEntryID pad="1"$>" class="entry-header"><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle encode_html="1"$></a></h2>
を下記のように変更します。a 要素を削除して h2 の id 属性を書き換えます。
<h2 id="content<$MTEntryID$>name" class="entry-header"><$MTEntryTitle encode_html="1"$></h2>
4.概要を追加する
エントリーを表示するタグ
<!-- エントリー -->
<div class="entry-content">
<$MTEntryBody$>
<!-- 追記 -->
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore">
<p class="entry-more"><a href="<$MTEntryPermalink$>#more">続きを読む "<$MTEntryTitle encode_html="1"$>"</a></p>
</MTIfNonEmpty>
に対し、青色のタグを追加します。
<!-- エントリー -->
<div class="entry-content">
<div id="content<$MTEntryID$>list2">
<p><$MTEntryExcerpt$> <a class="foldmark" href="./" onclick="FoldNavigation('content<$MTEntryID$>','chng',''); return(false);" onkeypress="FoldNavigation('idName', 'chng',''); return(false);" title="全部読む">[ all ]</a></p>
</div>
<div id="content<$MTEntryID$>list">
<$MTEntryBody$>
<!-- 追記 -->
<MTIfNonEmpty tag="EntryMore">
<p class="entry-more"><a href="<$MTEntryPermalink$>#more">続きを読む "<$MTEntryTitle encode_html="1"$>"</a></p>
</MTIfNonEmpty>
</div>
また、MTEntries の終了タグ直前にスクリプト起動用の script 要素を追加します。
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
FoldNavigation('content<$MTEntryID$>','off',false);
//]]>
</script>
</MTEntries>
これでテンプレートを再構築すれば、概要と本文の切り替えができるようになります。
5.注意事項
概要の表示文字数より本文の文字数が少ないと効果ありません。
カテゴリー・アーカイブのカテゴリーリストで該当カテゴリーのエントリーのみを表示する
カテゴリー・アーカイブに表示されたカテゴリーリストで、該当カテゴリーのエントリーのみを表示するカスタマイズです。
ご質問を頂きましたので本エントリーにて紹介致します。
以下のサンプルの(X)HTMLは、当サイトの「XHTML 1.0 Strict 版テンプレート」をもとにしたマークアップですので、それ以外の配布テンプレートをご利用の場合は、dt / dd をそれぞれ div に直してください。
また、本カスタマイズは MT4 でも利用可能ですが、MT4 版は別エントリーで投稿したいと思います。
1.PHP 版
カテゴリー・アーカイブテンプレートの任意の位置に、下記のカテゴリーリストを設定してください。
ブログがPHP化されていることが前提です。
<MTIfArchiveTypeEnabled archive_type="Category">
<dt class="sidetitle">
Categories
</dt>
<dd class="side">
<?php $category = '<$MTCategoryLabel encode_php="1"$>'; ?>
<div id="categories">
<MTSubCategories>
<MTSubCatIsFirst><ul></MTSubCatIsFirst>
<MTIfNonZero tag="MTCategoryCount">
<li><a href="<$MTCategoryArchiveLink$>" title="<$MTCategoryDescription$>"><$MTCategoryLabel$></a> [<$MTCategoryCount$>]
<?php if ($category == '<$MTCategoryLabel encode_php="1"$>') { ?>
<ul><MTEntries><li><a href="<$MTEntryPermalink$>"><$MTEntryTitle$></a></li></MTEntries></ul>
<?php } ?>
<MTElse>
<li><MTCategoryLabel>
</MTElse>
</MTIfNonZero>
<MTSubCatsRecurse max_depth="3">
</li>
<MTSubCatIsLast></ul></MTSubCatIsLast>
</MTSubCategories>
</div>
</dd>
</MTIfArchiveTypeEnable