Movable Typeの記事更新をExcelから行える「EntryEditorInExcelプラグイン」

Movable Typeの記事更新をExcelから行える「EntryEditorInExcelプラグイン」

Posted at January 29,2015 12:03 AM
Tag:[EntryEditorInExcel, Excel, MovableType, Plugin]

Movable Typeの記事更新をExcelから行える「EntryEditorInExcelプラグイン」を紹介します。

1.はじめに

Movable Type 6からData APIが提供され、さまざまなデバイスからMTが管理するデータにアクセスできるようになりました。

当サイトでもData APIを適用した「EntryEditor」という、記事ページ上で直接編集が行えるプラグインを公開していますが、今回はExcelから記事の更新を行えるプラグインを作ってみました。

Excelといえば、CSVデータとしてインポート・エクスポートが行える「CSVDataImExporterプラグイン」をイメージされる方もおられると思います。

両者の違いは「CSVDataImExporterプラグイン」ではMTの管理画面にアクセスして操作を行う必要がありますが、本プラグインではMT管理画面を操作する必要がありません。

このことにより、MT管理画面を使い慣れていなくてもスムーズに更新業務を行うことができます。

、たとえばMTで自社のウェブサイトを構築したあとの記事更新を通常業務で使い慣れているExcelだけで行えます。

なお、本プラグインはプロトタイプ的な位置づけで、ここから様々なソリューションへの拡張を想定しています。

2.プラグインのダウンロード・インストール

下記のリンクをクリックして、EntryEditorInExcelのプラグインアーカイブをダウンロードします。

EntryEditorInExcel_0_01.zip

プラグインアーカイブを展開し、pluginsフォルダにあるEntryEditorInExcelフォルダをMovable Typeのアプリケーションディレクトリのpluginsディレクトリにアップロードします。

システム管理画面のプラグイン設定画面で、「EntryEditorInExcel~」が表示されればインストール完了です。

プラグイン設定画面

同梱されているExcelファイル「EntryEditorInExcel.xlsm」は、PCの任意のフォルダに保存してください。

3.使い方

ここでは次のデータが入力された記事を想定した、Excelでの操作手順を説明します。

テスト記事

保存したExcelファイルを開き、テキストフィールドに下記の6項目を設定します。

  • MTのURL(mt-data-api.cgiがあるURL)※末尾はスラッシュ
  • MT管理画面のログインユーザー
  • MT管理画面のログインパスワード
  • 取得したい記事のブログID
  • 取得したい記事の記事ID

テキストフィールド

設定後、「取得」をクリック。

取得

取得後、「記事データを取得しました」というダイアログを表示します。

記事データを取得しました

取得した記事データはこのように表示されます。

(クリックで拡大)
記事データ

ここではタイトルを「あいうえお」、本文を「テスト」に書き換え、「更新」をクリック。

更新

記事が正常に更新できた場合、「記事を更新しました」というダイアログを表示します。

記事を更新しました

MTの記事編集画面を開くと、更新されたことがわかります。

MT管理画面

4.注意事項

本プラグインで新規記事の作成は行えません。

実用的なレベルに引き上げるには、たとえば記事タイトル一覧を先に表示してプルダウンで選択するといった機能が必要ですが、ソリューションの中で実装していきたいと思います。

また本プラグインで編集可能なエリアは、

  • タイトル
  • 本文
  • 追記
  • 概要
  • キーワード

となります。

さらに、ExcelのVBAマクロはパスワードをかけているため編集は行えません。

その他、エラー時の対応といった準正常・以降処理は省略しておりますので期待しないエラーが発生する可能性があります。予めご了承ください。

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