Windowsでブルースクリーンの原因を解析する方法のまとめ

Windowsでブルースクリーンの原因を解析する方法のまとめ

Posted at April 21,2015 12:22 AM
Tag:[TroubleShooting, Windows]

Windowsでブルースクリーン(クラッシュ)の原因を解析する方法のまとめです。

1.はじめに

最近、自宅で使っているWindows Vistaでブルースクリーンが結構な頻度で発生するようになりました。

解決はしていないのですが、色々調べていたところ、バグチェックコードと呼ばれるものからクラッシュのおおざっぱな原因を調べたり、ダンプファイルと呼ばれる解析用ファイルが出力されることなどが分かったので、とりあえず調べた情報を展開しておきます。

不足している情報は適宜この記事に追加していきます。

2.バグチェックコードを調べる

ブルースクリーンになったあとの再起動後、「Windowsは予期しないシャットダウンから回復しました」というダイアログが表示されたら「問題の詳細の表示」をクリック。

詳細部分の「この問題に関する追加情報」に「BCCode:50」と表示されています。

バグチェックコード

これが「バグチェックコード(Bug Check Code)」です。

このバグチェックコードを使って、以下のページからクラッシュの原因を知ることができます。

日本語に翻訳されたページを利用すれば、冒頭のエラー(50)は、「無効なメモリを参照したこと」が因のようです。

(クリックで拡大)

上記のページから解決策についてもリンクされています(英語)。

3.ダンプファイルのありかを調べる

2項の詳細部分を下にスクロールすると「この問題の説明に役立つファイル」が表示されています。

赤枠で示した拡張子「.dmp」のファイルがダンプファイルです。

クラッシュ発生時、このダンプファイルが生成されるようです。

私の環境では「C:\Windows\Minidump」に出力されます(デフォルト)。

(クリックで拡大)

ダンプファイルの出力先を調べるには、システムのプロパティ画面の「詳細設定」タブ→「設定」をクリック。

「デバッグ情報の書き込み」から「最小メモリダンプ(64KB)」を選ぶと、最小ダンプディレクトリが表示されます。

この例では、

%SystemRoot%\Minidump

が出力先になります。

「%SystemRoot%」が分からない場合はコマンドプロンプトを開いて、

echo %SystemRoot%

と打てば一撃です。

4.ダンプファイルを解析する

ダンプファイルの解析はMicrosoftのWinDbgというツールで解析できるようです。

WDK と WinDbg のダウンロード

が、ダンプファイルを簡単に解析できるフリーソフト「BlueScreenView」があるのでこちらを紹介します。

BlueScreenView
BlueScreenView

配布ページにアクセスして、「Download BlueScreenView (in Zip file) 」をクリックし、アーカイブをダウンロードします。

BlueScreenView

アーカイブを展開した中にあるBlueScreenView.exeをダブルクリックすれば起動しますが、日本語化用ファイルが別に公開されているので、先にこちらもインストールすることをお勧めします。

日本語化用ファイル

配布サイトにアクセスして、「BlueScreenView_japanese.zip」をクリック。

展開した中にある「BlueScreenView_lng.ini」をBlueScreenView.exeと同じフォルダにコピーします。

これでBlueScreenView.exeを起動すると次のようにダンプファイルを自動的に読み込んでくれます。

(クリックで拡大)

「原因のドライバー」がクラッシュの原因になったと思われるドライバ名です。

(クリックで拡大)

詳細な使い方は割愛しますが、ここから解決の糸口をみつけられるかもしれません。

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