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2007年8月18日

Ajax 月送りカレンダー(MT4版)

Ajax 月送りカレンダーMovable Type 4 版の Ajax 月送りカレンダーのカスタマイズです。リアルタイムカレンダー(本日の日付の装飾)および土・日・休日表示も盛り込まれています。

MT4 では、MT3 で紹介した「Ajax 月送りカレンダー」とは、アーカイブマッピングの方法が異なっており、「MT4でのカスタマイズ方法が分かりません」というリクエストを頂きましたので、本エントリーにて説明致します。
Ajax 月送りカレンダーの概要は割愛します(「Ajax 月送りカレンダー」をご覧ください)。

ここではデフォルトテンプレートおよび公開テンプレートをサンプルにしますが、Ajax の動作はテンプレートに依存するものではありませんので、CSS を変更すれば他のテンプレートでもお使いになれます。

1.スクリプトのダウンロード・アップロード

下記のスクリプトをダウンロードします。

ダウンロードした ajaxCalendar.jsdayChecker.js はメインページと同じディレクトリにアップロードしてください。
また prototype.js も、ダウンロードしたスクリプトをメインページと同じディレクトリにアップロードしてください。

2.カレンダーテンプレート作成

注:ブログの文字コードが UTF-8 以外で運用されている場合は、2.1項のカスタマイズも併せて行ってください。

管理メニューの「デザイン」→「テンプレート」→「アーカイブテンプレート」→「アーカイブテンプレートを作成」の「ブログ記事リスト」をクリック。

テンプレート新規作成

次画面で下記を設定してください。

  • テンプレート名(一番上のテキストフィールド):カレンダー
  • ファイルへのリンク:(設定不要)
  • テンプレートの内容(テキストエリア):下記のいずれか
    注:テキストエリアにペーストする際はテキストエリア右上にある構文強調表示切替を「強調表示なし」を選択してから作業を行ってください。「構文強調表示」の状態でペーストするとテンプレートの内容の改行が失われます。
    構文強調表示

デフォルトテンプレートの場合

<div class="widget-calendar widget">
<h3 class="widget-header"><MTArchivePrevious><a href="javascript:void(0);" onclick="changeMonth('<$MTBlogArchiveURL$><MTArchiveDate format="calendar/%Y/%m/%i">');">&#65308;</a> </MTArchivePrevious><$MTArchiveDate format="%B %Y"$><MTArchiveNext> <a href="javascript:void(0);" onclick="changeMonth('<$MTBlogArchiveURL$><MTArchiveDate format="calendar/%Y/%m/%i">');" >&#65310;</a></MTArchiveNext></h3>
<div class="widget-content">
<table summary="<MTArchiveDate format="%Y/%m">">
<tr height="15">
<th abbr="Sunday" class="sunday">Sun</th>
<th abbr="Monday">Mon</th>
<th abbr="Tuesday">Tue</th>
<th abbr="Wednesday">Wed</th>
<th abbr="Thursday">Thu</th>
<th abbr="Friday">Fri</th>
<th abbr="Saturday" class="saturday">Sat</th>
</tr>
<MTCalendar month="this">
<MTCalendarWeekHeader><tr></MTCalendarWeekHeader>
<td><MTCalendarIfBlank><MTElse><span></MTElse></MTCalendarIfBlank><MTCalendarIfEntries>
<MTEntries lastn="1"><a href="<$MTEntryLink archive_type="Daily"$>"><$MTCalendarDay$></a></MTEntries>
</MTCalendarIfEntries><MTCalendarIfNoEntries><$MTCalendarDay$></MTCalendarIfNoEntries><MTCalendarIfBlank>
<MTElse></span></MTElse></MTCalendarIfBlank></td><MTCalendarWeekFooter></tr></MTCalendarWeekFooter></MTCalendar>
</table>
</div>
</div>

公開テンプレートの場合

<table summary="<MTArchiveDate format="%Y/%m">">
<caption class="calendarhead">
<MTArchivePrevious>
<a href="javascript:void(0);" onclick="changeMonth('<$MTBlogArchiveURL$><MTArchiveDate format="calendar/%Y/%m/%i">');">&#65308;</a>
</MTArchivePrevious>
<$MTArchiveDate format="%B %Y"$> 
<MTArchiveNext>
<a href="javascript:void(0);" onclick="changeMonth('<$MTBlogArchiveURL$><MTArchiveDate format="calendar/%Y/%m/%i">');" >&#65310;</a>
</MTArchiveNext>
</caption>
<tr height="15">
<th abbr="Sunday" class="sunday">Sun</th>
<th abbr="Monday">Mon</th>
<th abbr="Tuesday">Tue</th>
<th abbr="Wednesday">Wed</th>
<th abbr="Thursday">Thu</th>
<th abbr="Friday">Fri</th>
<th abbr="Saturday" class="saturday">Sat</th>
</tr>
<MTCalendar month="this">
<MTCalendarWeekHeader><tr></MTCalendarWeekHeader>
<td><MTCalendarIfBlank><MTElse><span></MTElse></MTCalendarIfBlank><MTCalendarIfEntries>
<MTEntries lastn="1"><a href="<$MTEntryLink archive_type="Daily"$>"><$MTCalendarDay$></a></MTEntries>
</MTCalendarIfEntries><MTCalendarIfNoEntries><$MTCalendarDay$></MTCalendarIfNoEntries><MTCalendarIfBlank>
<MTElse></span></MTElse></MTCalendarIfBlank></td><MTCalendarWeekFooter></tr></MTCalendarWeekFooter></MTCalendar>
</table>

設定後は次のような感じになります。

テンプレート作成

設定が終わったら「保存」をクリックしてください。

2.1 ブログの文字コードがUTF-8以外の場合

Ajax(XMLHttpRequest)は UTF-8 で動作することを前提としています。他の文字コードでブログを運用している場合、本カスタマイズが正常に動作しない可能性があります。*1

ここではひとつの解決方法として Ogawa::memoranda さんの MT-I18N プラグインを利用する方法を紹介します。つまりブログの文字コードが UTF-8 以外の場合、プラグインを利用してカレンダーアーカイブの文字コードだけ UTF-8 で出力するという作戦です。

まず、MT-I18N Plugin.ja JP をダウンロードして、プラグイン mt-i18n.pl を plugins フォルダにアップロードします。

そして、2項で示したカレンダーテンプレート全体を下記の青色のタグで括ってください。

<MTEncodeText to="utf8">
      :
 (カレンダーテンプレート)
      :
</MTEncodeText>

本プラグインを利用し、EUC-JP、Shith_JIS で作成した Movable Type のサイトで、カレンダー動作と日本語表示の正常性は確認済です。ただし、.htaccess 等で文字コードを強制的に指定している場合は未確認です。

3.カレンダーテンプレートを月別アーカイブに関連付け

テンプレートを保存すると、同じページの下に「アーカイブマッピング」の項目が表示されるので、「新しいアーカイブマッピングを作成」をクリック。

アーカイブマッピング

「種類」から「月別」を選択して「追加」をクリック。

アーカイブマッピング追加

これでカレンダーテンプレートが月別アーカイブとして定義され、カレンダー用の「パス」が表示されます。
注:「月別」欄の右側にあるチェックボックスは絶対にチェックしないでください。

アーカイブマッピング追加完了

次に「パス」欄の右にあるセレクトボックスより「カスタム」を選択。

セレクトボックスより「カスタム」を選択

「パス」欄に下記の内容を設定して、「保存」をクリックしてください。

calendar/%y/%m/%i

パス変更

下のようになればアーカイブマッピングの設定完了です。

パス変更完了

4.日別アーカイブの追加

この設定は、カレンダーに表示された日付のリンク先のページとして日別アーカイブを生成するためのものです。
注:この設定を行わないと月別アーカイブの再構築で下記のエラーが表示されます。

再構築エラー

「デザイン」→「テンプレート」→「アーカイブテンプレート」→「ブログ記事リスト」を選択。

テンプレート一覧

アーカイブマッピングの「新しいアーカイブマッピングを作成」をクリック。

アーカイブマッピング

「日別」を選択して「追加」をクリック。

アーカイブマッピング

これで日別アーカイブが追加されました。

日別アーカイブの追加

5.テンプレート修正

5.1 外部ファイルのインクルード

「デザイン」→「テンプレート」→「テンプレートモジュール」→「ヘッダー」をクリックし、<head>~</head> の間に下記を追加して「保存」をクリック。

<script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>prototype.js"></script>
<script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>ajaxCalendar.js"></script>
<script type="text/javascript" src="<$MTBlogURL$>dayChecker.js"></script>

5.2 カレンダー表示部分の設定

「デザイン」→「テンプレート」→「テンプレートモジュール」→「サイドバー2(またはサイドバー)」をクリックし、カレンダーを表示させたい位置に下記を追加して「保存」をクリック。

<div id="calendar"></div>
<script type="text/javascript">
getCalendar("<$MTBlogArchiveURL$>", "<$MTBlogID$>", "<$MTBlogArchiveURL$><MTEntries lastn="1" sort_order="descend"><$MTEntryDate format="calendar/%Y/%m/" $></MTEntries>");
</script>

div は空要素ですが、Ajax によってこの部分にカレンダーが表示されます。

6.CSS修正

「デザイン」→「テンプレート」→「スタイルシート(メインまたはベーステーマ)」を選択し、下記を追加して「保存および再構築」をクリックします。

デフォルトテンプレートの場合

確認中

公開テンプレートの場合

#calendar {
    margin: 5px 0 10px;
    color: #444444;
}
.calendarhead {
    padding-bottom: 5px;
    font-size: 9px;
    letter-spacing: 0.2em;
}
#calendar table {
    padding: 0;
    border-collapse: collapse;
}
#calendar th {
    padding-bottom: 3px;
    text-align: center;
    font-size: 9px;
    width: 23px;
}
#calendar td {
    padding: 2px 0;
    text-align: center;
    font-size: 10px;
    line-height: 120%;
}
.today {
    display: block;
    border: 1px solid #444444;
}
.sunday,
.holiday,
.holiday a:link,
.holiday a:visited {
    color: #e50003;
}
.saturday,
.saturday a:link,
.saturday a:visited {
    color: #0000ff;
}

公開テンプレートの場合、すでにカレンダー関係のスタイル設定が行われており、設定の競合を避けるため、古い設定(下)を削除またはコメントアウトしてください。

/* カレンダー */
.calendarhead {
    padding-bottom: 5px;
    text-align: center;
    color: #333;
    font-size: 9px;
    background: none;
    letter-spacing: 0.2em;
}
#calendar table {
    text-align: center;
    padding: 0px;
    border-collapse: collapse;
}
#calendar th {
    padding-bottom: 3px;
    font-size: 8px;
    width: 23px;
}
#calendar td {
    padding: 2px 0;
    font-size: 9px;
    line-height: 120%;
}
span.day {
    text-align: center;
    font-size: 9px;
}
span.saturday {
    color: blue;
}
span.sunday {
    color: #e50003;
}
td.today {
    display: block;
    border: 1px solid #333;
}

7.再構築

全てのページを再構築します。これでメインページ等を表示してカレンダーが表示されれば完成です。

8.ページ表示時にローディング状態を表示する場合

インチキっぽいですが、4.2項で設定した

<div id="calendar"></div>

に、例えば青色の

<div id="calendar">loading ...</div>

を追加することで、ページ描画でカレンダーが表示されるまでローディング状態を示すことができます。img タグを設定すれば画像を表示することも可能です。

月送り時は挿入した文字は表示されません。またカレンダー取得失敗の場合は表示が消えます(これは7項の設定と関連します)。

9.カレンダー取得失敗時にメッセージ等を表示する

Ajax 月送りカレンダーは HTTP 非同期通信でカレンダーファイルを取得・表示しますが、何らかの原因で通信に失敗し、正常に取得できない可能性があります。当サイトで運用していた時も 503 エラーが多発すると取得に失敗するようです。

このカスタマイズではカレンダーの取得に失敗した場合、カレンダー表示エリアに正常に取得できなかったメッセージ

File Not Found

を表示するようにしています。このメッセージは ajaxCalendar.js の下記の青色部分が対応します。

function errorProcess() {
    $('calendar').innerHTML = 'File Not Found';
}

メッセージを変更したい場合はこの青色部分を修正してください。またこの1行を丸ごと削除すれば、HTTP 非同期通信に失敗した場合にカレンダー表示エリアの書き換えが行われなくなりますが、6項の表示がそのまま残りますのでご注意ください。

「失敗してもカレンダーを表示させたい」という場合は、上記メッセージ出力の1行を削除して、6項の「loading ...」というメッセージの代わりに、カレンダータグ(通常のカレンダータグ)を埋め込んでおくという手もあります。通信が成功すれば Ajax 月送りカレンダーに切り替わり、失敗すれば通常のカレンダーがそのまま表示されます。

10.トラブルシューティング

10.1 一度も表示されない場合

カレンダーが正常に表示されない場合、つまり上記のカスタマイズをそのまま行って、カレンダーが表示される位置に "File Not Found" が表示された場合、以下の問題が考えられます(全てではありませんが思いついたものを挙げておきます)。

  • カレンダーアーカイブの再構築ができていない
  • カレンダーアーカイブページへのパス設定が誤っている
  • テンプレートに設定したカレンダーアーカイブページの拡張子が不一致
  • カレンダーアーカイブが UTF-8 で出力されていない

ご質問の前に確認していただきたいのは、

  1. ブラウザの[表示]-[ソース](あるいは「ソースの表示」)で、カレンダーを設定しているページのソースを表示
  2. 表示されたソースから下記のタグをみつけ、getCalendar() の3番目のパラメータに設定されている URL(赤色)をブラウザに設定して実行
<div id="calendar"></div>
<script type="text/javascript">
getCalendar("http://user-domain/", "1", "http://user-domain/calendar/yyyy/mm/");
</script>

何も表示されない場合(404 Not Found)はカレンダーアーカイブへのパスの設定が誤っているか、アーカイブが生成されていない可能性があります。

逆に、カレンダーが表示されてブラウザにそのカレンダーが表示されない場合は、ブラウザの再起動や、ブラウザのキャッシュ・一時ファイルの削除等を行ってみてください。また UTF-8 以外で運用されている方は、カレンダーが表示されている状態で、ブラウザの[表示]-[エンコード]でカレンダーのページの文字コードが UTF-8 になっていることを確認してください。

10.2 一度表示され、リロードすると表示されなくなる場合

クッキーを削除した直後のカレンダーは表示されるけれども、月送りのリンクをクリックすると File Not Found が表示されるという場合は、2項のテンプレートに埋め込んでいるアーカイブパスが誤っている可能性があります。よくあるのは次のように最後の"/"が抜けているケースです。

<div id="calendar"></div>
<script type="text/javascript">
getCalendar("http://user-domain/archives", "1", "http://user-domain/archives/calendar/yyyy/mm/");
</script>

これは、管理画面の [設定] - [公開] で「アーカイブの設定」にチェックをつけていて、 [アーカイブURL] の最後に "/" がない場合に発生します。

2007.08.21
2項と4項の「ブログ記事」を「ブログ記事リスト」に修正しました。

2007.11.08
5.2項のタグに一部誤りがありましたので修正致しました。

2008.02.04
typo を修正しました(Wen → Wed)。

2009.02.24
手順4の2枚目の画像を追加しました。


*1:文字コードの設定を行わずに Movable Type をインストールした場合の文字コードは UTF-8 です。

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