Excelで「開発」メニューを表示する方法
Excelで「開発」メニューを表示する方法を紹介します。
このエントリーはExcel VBAビギナーの方向けの内容です。
1.問題点
VBAを利用するにあたって、「開発」メニューを使った記事をよくみかけます。
が、そもそもデフォルトで「開発」メニューが表示されておらず、どうすれば表示できるのか方法が分かりません。
ということで、Excel 2007とExcel 2010での「開発」メニューの表示方法を紹介します。
2.Excel 2007で「開発」メニューを表示する
Officeボタンをクリック
「Excelのオプション」をクリック
「基本設定」の「[開発]タブをリボンに表示する」にチェックを入れて「OK」をクリック。
これで「開発」メニューが表示されました。
3.Excel 2010以降で「開発」メニューを表示する
「ファイル」タブをクリック。
「オプション」をクリック。
「リボンのユーザー設定」をクリック。
メインメニューの状態で「開発」をチェックして「OK」をクリック。
これでメニューに「開発」タブが表示されます。
Excel 2010購入
Excel 2010を購入しました。
自宅のPCではこれまでLibre Officeを使ってきたのですが、Excel単体の価格が以前のバージョンより相当安くなっていたのに最近気がつき、購入することにしました。
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1.バージョン別の価格比較
以前のバージョンはたしか単体で3万円くらいして、「高くて買えないな」と思ったことがあったので、AmazonでExcel 2003/2007/2010/2013の価格を調べてみました(2013年11月現在)。
Excel 2003は参考価格\31,290、販売価格\25,800です。予想通り高いです。
Excel 2007も\28,140で売られていました。
ところが今回購入したExcel 2010の参考価格は\15,540と、Excel 2003の約半額に下がっており、販売価格は\12,090です。
現時点で最新バージョンのExcel 2013は2010と同じ参考価格で、販売価格は\11,990とさらに安くなっています(注:DVDメディアなし、プロダクトキーのみの販売でアーカイブはインターネット経由でダウンロードが必要)
当初、最新版のExcel 2013を購入しようと思ったのですが、こちらはWindows7/Windows8のみの対応です(自宅のWindowsはVista)。
2.Excel 2010の対応OS
Excel 2010の対応OSは以下です(DVDパッケージの記載から抜粋)。
- Windows XP(SP3) 32bitのみ対応
- Windows Vista(SP1)
- Windows 7
- Server 2003 R2 + MSXML 6.0
- Server 2008
またネットで調べたところ、以下のページでWindows 8でも動作を保証しているように読み取れます。
Windows 8で動作している記事もみかけたので大丈夫ではないかと思われます。
3.Libre Office Calcとの比較
Libre Office Calcもそれなりに使えますが、ExcelのかっちりしたUIには及ばない印象です。
1万円ちょっとで購入できるのであれば個人的にはExcelをお勧めします。
Excelで「次の機能はマクロなしのブックに保存できません」が表示されたときの対処方法
Excelで「次の機能はマクロなしのブックに保存できません」が表示されたときの対処方法について紹介します。
1.問題点
Excelでマクロを作成したあと、ファイルを保存しようとすると次のように「次の機能はマクロなしのブックに保存できません」という警告が表示されます。
理由は、ファイル保存時にデフォルトで選択される形式が「.xlsx」で、この形式にはマクロを含ませることができません。
そのためこのような警告が表示されます。
2.Excelファイルをマクロつきで保存する
Excelファイルをマクロつきで保存するには、「.xlsm」という形式で保存する必要があります。
表示されたダイアログで「いいえ」を選択。
「ファイルの種類」から「Excelマクロ有効ブック」を選択して保存します。
3.警告を出さないようにする
2項の方法でExcelファイルをマクロつきで保存できるのですが、警告が出たときにうっかり「はい」を選択して操作を進めると作成したマクロが保存されない問題があります。
そもそもファイル保存時に冒頭の警告を出さずに、マクロつきで保存できるようにするには、左上のofficeボタンをクリックしてメニューを表示し、下の方にある「Excelのオプション」をクリック。
「保存」をクリック。
「ファイルの保存形式」から「Excelマクロ有効テンプレート」を選択して保存します。
Excelでマクロを有効にする方法
Excelでマクロを有効にする方法を紹介します。
このエントリーはExcelビギナーの方向けの内容です。
1.問題点
マクロを実行したいExcelファイルを開いたときに次のような「マクロが無効にされました。」というメッセージが表示されます。
この無効にされたマクロを有効にする方法が分かりません。
2.Excelでマクロを有効にする
「マクロが無効にされました。」の右側にある「オプション」をクリック。
セキュリティオプション画面が開くので、「このコンテンツを有効にする」を選択して「OK」をクリック。これでマクロが有効になります。
3.マクロの設定を変更する
左上のofficeボタンをクリックしてメニューを表示し、下の方にある「Excelのオプション」をクリック。
Excelのオプション画面が開くので「セキュリティセンター」をクリック。
画面右下にある「セキュリティセンターの設定」をクリック。
「マクロの設定」をクリックすれば、右側にマクロの設定詳細が表示されます。
冒頭の問題点でExcelファイルを開いたときに「マクロが無効にされました。」というメッセージが表示されるのは、上のスクリーンショットのように「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」が選択されているためです。
「すべてのマクロを有効にする」を選択すれば常にマクロを使うことができますが、危険なコードが実行される可能性があるため、この項目を選択することは非推奨です。
セキュリティの警告が表示されず、マクロが無効になる場合は「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」を選択しておくとよいでしょう。
Excelの関数が動作しなくなったときの対処
会社で使っているExcelで突然関数が動作しなくなりました。
ということで、Excelの関数が動作しなくなったときの対処方法を紹介します。
1.問題点
サンプルとして、B2~B10セルに「1」~「10」を設定し、B11セルにB2~B10セルの合計「45」を表示するためのSUM関数を設定します。
この状態でB7~B10セルの値を削除しますが、数式を設定したB11セルの内容が「45」から変わりません。
ということで、Excelの関数が動作しない対処方法を次項に紹介します。
2.対処方法
左上のofficeボタンをクリックしてメニューを表示し、下の方にある「Excelのオプション」をクリック。
オプション画面の「数式」タブをクリック。
現状は「計算方法の設定」が「手動」になっていると思います。これがリアルタイムに反映されない原因です。
リアルタイムに反映するには、「計算方法の設定」から「自動」を選択して右下の「OK」をクリックすれば完了です。
これでさきほどのサンプルでもリアルタイムに反映されるようになりました。
3.計算方法の設定が「手動」になる原因
Excelの関数が動作しない対処方法は2項に示したとおりですが、そもそも計算方法の設定が「手動」になってしまった原因が不明です。
調べたところ、計算方法の設定が「手動」で設定されているブックを開いた状態で、(計算方法の設定が「自動」になっている)他のブックを開くと、後から開いたブックの計算方法の設定が「手動」になってしまうようです。
つまり先に開いているブックの設定が、後に開いたブックに適用されてしまうというのがそもそもの原因のようです。